5つの店A〜Eにおける商品Pの販売数(変量 $x$)と商品Qの販売数(変量 $y$)が与えられた表に基づき、以下の問いに答える問題です。 (1) 変量 $x$ の分散と標準偏差を求める。 (2) 変量 $x$ と $y$ の共分散を求める。 (3) 変量 $x$ と $y$ の相関係数を求める。 (4) 変量 $x$ と $y$ の間の相関関係を、選択肢から選ぶ。

確率論・統計学統計分散標準偏差共分散相関係数
2025/4/9
はい、この問題を解きましょう。

1. 問題の内容

5つの店A〜Eにおける商品Pの販売数(変量 xx)と商品Qの販売数(変量 yy)が与えられた表に基づき、以下の問いに答える問題です。
(1) 変量 xx の分散と標準偏差を求める。
(2) 変量 xxyy の共分散を求める。
(3) 変量 xxyy の相関係数を求める。
(4) 変量 xxyy の間の相関関係を、選択肢から選ぶ。

2. 解き方の手順

まず、表を完成させましょう。
- xx の平均値 xˉ=255=5\bar{x} = \frac{25}{5} = 5
- yy の平均値 yˉ=205=4\bar{y} = \frac{20}{5} = 4
| 店 | xx | yy | xxˉx - \bar{x} | yyˉy - \bar{y} | (xxˉ)2(x - \bar{x})^2 | (yyˉ)2(y - \bar{y})^2 | (xxˉ)(yyˉ)(x - \bar{x})(y - \bar{y}) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| A | 5 | 3 | 0 | -1 | 0 | 1 | 0 |
| B | 4 | 3 | -1 | -1 | 1 | 1 | 1 |
| C | 8 | 5 | 3 | 1 | 9 | 1 | 3 |
| D | 2 | 2 | -3 | -2 | 9 | 4 | 6 |
| E | 6 | 7 | 1 | 3 | 1 | 9 | 3 |
| 計 | 25 | 20 | | | 20 | 16 | 13 |
(1) xx の分散は、sx2=15i=15(xixˉ)2=205=4s_x^2 = \frac{1}{5} \sum_{i=1}^{5}(x_i - \bar{x})^2 = \frac{20}{5} = 4
xx の標準偏差は、sx=sx2=4=2s_x = \sqrt{s_x^2} = \sqrt{4} = 2
(2) xxyy の共分散は、sxy=15i=15(xixˉ)(yiyˉ)=135=2.6s_{xy} = \frac{1}{5} \sum_{i=1}^{5}(x_i - \bar{x})(y_i - \bar{y}) = \frac{13}{5} = 2.6
(3) yy の分散は、sy2=15i=15(yiyˉ)2=165=3.2s_y^2 = \frac{1}{5} \sum_{i=1}^{5}(y_i - \bar{y})^2 = \frac{16}{5} = 3.2
yy の標準偏差は、sy=sy2=3.2=165=45=455=4×2.25=8.85=1.76s_y = \sqrt{s_y^2} = \sqrt{3.2} = \sqrt{\frac{16}{5}} = \frac{4}{\sqrt{5}} = \frac{4\sqrt{5}}{5} = \frac{4 \times 2.2}{5} = \frac{8.8}{5} = 1.76
xxyy の相関係数は、rxy=sxysxsy=2.62×1.76=2.63.520.7386r_{xy} = \frac{s_{xy}}{s_x s_y} = \frac{2.6}{2 \times 1.76} = \frac{2.6}{3.52} \approx 0.7386
小数第2位で四捨五入すると、0.7
(4) 相関係数が0.7であるから、xxyy の間には正の相関がある。

3. 最終的な答え

(1) xx の分散は 4、標準偏差は 2 個である。
(2) xxyy の共分散は 2.6 である。
(3) xxyy の相関係数は 0.7 である。
(4) xxyy の間には 1 。

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