放物線 $y=x^2$ と直線 $y=2x+3$ がある。AとBは放物線と直線の交点である。Bを通りx軸に平行な直線と放物線の交点をCとする。 (1) 点A, Bの座標をそれぞれ求めよ。 (2) 放物線上の点で、2点B, Cの間に点Pをとり、$\triangle PBC = \frac{1}{2} \triangle ABC$ となる点Pの座標を求めよ。

幾何学放物線直線交点座標三角形の面積二次関数
2025/4/9

1. 問題の内容

放物線 y=x2y=x^2 と直線 y=2x+3y=2x+3 がある。AとBは放物線と直線の交点である。Bを通りx軸に平行な直線と放物線の交点をCとする。
(1) 点A, Bの座標をそれぞれ求めよ。
(2) 放物線上の点で、2点B, Cの間に点Pをとり、PBC=12ABC\triangle PBC = \frac{1}{2} \triangle ABC となる点Pの座標を求めよ。

2. 解き方の手順

(1) 点A, Bは放物線 y=x2y=x^2 と直線 y=2x+3y=2x+3 の交点であるから、x2=2x+3x^2 = 2x+3 を解く。
x22x3=0x^2 - 2x - 3 = 0
(x3)(x+1)=0(x-3)(x+1) = 0
x=3,1x = 3, -1
x=3x=3 のとき y=32=9y=3^2 = 9
x=1x=-1 のとき y=(1)2=1y=(-1)^2 = 1
よって、A(-1, 1), B(3, 9) である。
(2) 点Cは、点B(3, 9)を通りx軸に平行な直線 y=9y=9 と放物線 y=x2y=x^2 の交点であるから、x2=9x^2 = 9 を解く。
x=±3x = \pm 3
点Bと異なるので x=3x = -3
よって C(-3, 9) である。
点Pのx座標を tt とすると、y=x2y=x^2 より、P(t,t2)P(t, t^2) である。ただし、3<t<3-3 < t < 3 とする。
BCを底辺と考えると、PBC=12ABC\triangle PBC = \frac{1}{2} \triangle ABC より、点Pと直線BCの距離は、点Aと直線BCの距離の12\frac{1}{2}倍になる。
直線BCは y=9y=9 であるから、点A(-1, 1) と直線BCの距離は 91=89-1=8 である。
点P(t, t2t^2) と直線BC y=9y=9 の距離は 9t2|9 - t^2| である。
よって 9t2=12×8=4|9 - t^2| = \frac{1}{2} \times 8 = 4
9t2=±49 - t^2 = \pm 4
9t2=49 - t^2 = 4 のとき、t2=5t^2 = 5 より t=±5t = \pm \sqrt{5}3<t<3-3 < t < 3 より、t=±5t = \pm \sqrt{5} は条件を満たす。
9t2=49 - t^2 = -4 のとき、t2=13t^2 = 13 より t=±13t = \pm \sqrt{13}3<t<3-3 < t < 3 を満たさない。
よって、t=±5t = \pm \sqrt{5}
P(5,5)P(\sqrt{5}, 5) または P(5,5)P(-\sqrt{5}, 5)

3. 最終的な答え

(1) A(-1, 1), B(3, 9)
(2) (5,5)(\sqrt{5}, 5), (5,5)(-\sqrt{5}, 5)

「幾何学」の関連問題

直線 $l: 2x - y + 2 = 0$ に関して点 $A(2, 1)$ と対称な点 $B$ の座標を求める。

座標幾何対称点直線連立方程式
2025/4/14

図において、ABとDEが平行であり、点FとGがそれぞれ線分BDとAEの中点であるとき、線分FGの長さを求める問題です。

幾何平行線中点相似台形
2025/4/13

三角形ABCにおいて、辺ABの長さ(通常は$c$で表される)が12、角Aが60度、角Bが45度のとき、辺BCの長さ$a$を求める。

正弦定理三角形辺の長さ三角比
2025/4/13

## 1. 問題の内容

三角形角度距離代数
2025/4/13

## 問題19の内容

三角形二等辺三角形角度角の二等分線
2025/4/13

平行四辺形ABCDと、DA = AEの二等辺三角形DAE、BA = AFの二等辺三角形ABFがある。∠DAE = ∠BAFであり、線分EFと線分BDの交点をGとする。このとき、△BDAと合同な三角形を...

合同平行四辺形二等辺三角形証明図形
2025/4/13

平行四辺形ABCDがあり、$\angle CBA = \angle DAE = 60^{\circ}$ である。また、$BC = 3BA$ であり、平行四辺形ABCDの面積が $10 \ cm^2$ ...

平行四辺形面積角度三角比
2025/4/13

問題は3つあります。 * **問1:** BD = FE であることを証明する穴埋め問題。 * **問2:** $∠DAE = 54^\circ$ のとき、$∠DGF$ の大きさを求める問題。...

幾何平行四辺形三角形面積角度合同
2025/4/13

円に内接する四角形 $ABCD$ において、$AB = 5$, $BC = 4$, $CD = 4$, $DA = 2$ とする。対角線 $AC$ と $BD$ の交点を $P$ とする。 (1) 三...

四角形正弦定理余弦定理相似外接円
2025/4/13

三角形ABCにおいて、辺BC上に点Dがあり、$AB = \sqrt{6} + \sqrt{2}$, $CD = \sqrt{2}$, $\angle ABC = 30^\circ$, $\angle ...

三角形正弦定理余弦定理三角比面積
2025/4/13