大小2つのサイコロを同時に投げたとき、以下の確率をそれぞれ求めます。 (1) 出る目の数の和が5になる確率 (2) 出る目の数の和が7になる確率 (3) 出る目の数の和が偶数になる確率 (4) 出る目の数の積が12になる確率 (5) 出る目の数の積が4の倍数になる確率 (6) 出る目の数の積が8以上になる確率 (7) 出る目の数の差が2になる確率 (8) 出る目の数の差が1になる確率 (9) 出る目の数の差が3以上になる確率

確率論・統計学確率サイコロ組み合わせ
2025/3/13

1. 問題の内容

大小2つのサイコロを同時に投げたとき、以下の確率をそれぞれ求めます。
(1) 出る目の数の和が5になる確率
(2) 出る目の数の和が7になる確率
(3) 出る目の数の和が偶数になる確率
(4) 出る目の数の積が12になる確率
(5) 出る目の数の積が4の倍数になる確率
(6) 出る目の数の積が8以上になる確率
(7) 出る目の数の差が2になる確率
(8) 出る目の数の差が1になる確率
(9) 出る目の数の差が3以上になる確率

2. 解き方の手順

サイコロの目の出方は全部で 6×6=366 \times 6 = 36 通りです。それぞれの事象について、条件を満たす目の出方の組み合わせを数え、36で割ることで確率を求めます。
(1) 和が5になるのは、(1,4), (2,3), (3,2), (4,1) の4通り。よって、確率は 4/36=1/94/36 = 1/9
(2) 和が7になるのは、(1,6), (2,5), (3,4), (4,3), (5,2), (6,1) の6通り。よって、確率は 6/36=1/66/36 = 1/6
(3) 和が偶数になるのは、(奇数,奇数)または(偶数,偶数)のとき。
奇数は3つ、偶数も3つなので、3×3+3×3=9+9=183 \times 3 + 3 \times 3 = 9 + 9 = 18 通り。よって、確率は 18/36=1/218/36 = 1/2
(4) 積が12になるのは、(2,6), (3,4), (4,3), (6,2) の4通り。よって、確率は 4/36=1/94/36 = 1/9
(5) 積が4の倍数になるのは、
- 4: (1,4), (2,2), (4,1)
- 8: (2,4), (4,2)
- 12: (2,6), (3,4), (4,3), (6,2)
- 16: (4,4)
- 20: (4,5), (5,4)
- 24: (4,6), (6,4)
- 36: (6,6)
合計: 3+2+4+1+2+2+1 = 15通り
よって、確率は 15/36=5/1215/36 = 5/12
(6) 積が8以上になるのは、
(2,4),(2,5),(2,6)
(3,3),(3,4),(3,5),(3,6)
(4,2),(4,3),(4,4),(4,5),(4,6)
(5,2),(5,3),(5,4),(5,5),(5,6)
(6,2),(6,3),(6,4),(6,5),(6,6)
合計: 3+4+5+5+5 = 22通り
よって、確率は 22/36=11/1822/36 = 11/18
(7) 差が2になるのは、(1,3), (2,4), (3,1), (3,5), (4,2), (4,6), (5,3), (6,4)ではない。
(1,3), (2,4), (3,1), (3,5), (4,2), (4,6), (5,3), (6,4)は8ではない。
(1,3),(3,1),(2,4),(4,2),(3,5),(5,3),(4,6),(6,4) の8通り。よって、確率は 8/36=2/98/36 = 2/9
(8) 差が1になるのは、(1,2), (2,1), (2,3), (3,2), (3,4), (4,3), (4,5), (5,4), (5,6), (6,5)の10通り。よって、確率は 10/36=5/1810/36 = 5/18
(9) 差が3以上になるのは、(1,4), (1,5), (1,6), (2,5), (2,6), (3,6), (4,1), (5,1), (5,2), (6,1), (6,2), (6,3)の12通り。よって、確率は 12/36=1/312/36 = 1/3

3. 最終的な答え

(1) 1/9
(2) 1/6
(3) 1/2
(4) 1/9
(5) 5/12
(6) 11/18
(7) 2/9
(8) 5/18
(9) 1/3

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