三角形ABCにおいて、$\angle BAC = 120^\circ$, $CA = 20$, $AB = 19$であるとき、以下の値を求める。 (1) $\sin A$ (2) $\tan A$ (3) $\triangle ABC$の面積 (4) $BC = a$ とするときの $a^2$ (5) $\triangle ABC$ の外接円の半径を $R$ とするときの $R^2$

幾何学三角形三角比正弦定理余弦定理面積外接円
2025/3/13

1. 問題の内容

三角形ABCにおいて、BAC=120\angle BAC = 120^\circ, CA=20CA = 20, AB=19AB = 19であるとき、以下の値を求める。
(1) sinA\sin A
(2) tanA\tan A
(3) ABC\triangle ABCの面積
(4) BC=aBC = a とするときの a2a^2
(5) ABC\triangle ABC の外接円の半径を RR とするときの R2R^2

2. 解き方の手順

(1) sinA\sin A の値を求める。A=120A = 120^\circなので、sin120=sin(18060)=sin60=32\sin 120^\circ = \sin (180^\circ - 60^\circ) = \sin 60^\circ = \frac{\sqrt{3}}{2}
(2) tanA\tan A の値を求める。tan120=tan(18060)=tan60=3\tan 120^\circ = \tan (180^\circ - 60^\circ) = -\tan 60^\circ = -\sqrt{3}
(3) ABC\triangle ABC の面積を求める。ABC\triangle ABC の面積は 12bcsinA\frac{1}{2}bc\sin A で計算できる。
S=122019sin120=12201932=953S = \frac{1}{2} \cdot 20 \cdot 19 \cdot \sin 120^\circ = \frac{1}{2} \cdot 20 \cdot 19 \cdot \frac{\sqrt{3}}{2} = 95\sqrt{3}
(4) a2a^2 を求める。余弦定理より、a2=b2+c22bccosAa^2 = b^2 + c^2 - 2bc\cos A である。cos120=12\cos 120^\circ = -\frac{1}{2} なので、
a2=202+19222019cos120=400+36122019(12)=400+361+380=1141a^2 = 20^2 + 19^2 - 2 \cdot 20 \cdot 19 \cdot \cos 120^\circ = 400 + 361 - 2 \cdot 20 \cdot 19 \cdot (-\frac{1}{2}) = 400 + 361 + 380 = 1141
(5) R2R^2 を求める。正弦定理より、asinA=2R\frac{a}{\sin A} = 2R である。したがって、R=a2sinAR = \frac{a}{2\sin A} であり、R2=a24sin2AR^2 = \frac{a^2}{4\sin^2 A} である。
R2=11414(32)2=1141434=11413R^2 = \frac{1141}{4 \cdot (\frac{\sqrt{3}}{2})^2} = \frac{1141}{4 \cdot \frac{3}{4}} = \frac{1141}{3}

3. 最終的な答え

(1) sinA=32\sin A = \frac{\sqrt{3}}{2}
(2) tanA=3\tan A = -\sqrt{3}
(3) ABC=953\triangle ABC = 95\sqrt{3}
(4) a2=1141a^2 = 1141
(5) R2=11413R^2 = \frac{1141}{3}

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