数列 $\{1+(-1)^n\}$ が与えられたとき、極限 $\lim_{n \to \infty} \frac{1+(-1)^n}{n}$ を、はさみうちの原理を用いて求める。

解析学数列極限はさみうちの原理
2025/4/9

1. 問題の内容

数列 {1+(1)n}\{1+(-1)^n\} が与えられたとき、極限 limn1+(1)nn\lim_{n \to \infty} \frac{1+(-1)^n}{n} を、はさみうちの原理を用いて求める。

2. 解き方の手順

nn が偶数のとき、n=2mn = 2m とおくと、
1+(1)n=1+(1)2m=1+1=21 + (-1)^n = 1 + (-1)^{2m} = 1 + 1 = 2
nn が奇数のとき、n=2m+1n = 2m+1 とおくと、
1+(1)n=1+(1)2m+1=11=01 + (-1)^n = 1 + (-1)^{2m+1} = 1 - 1 = 0
したがって、1+(1)n1 + (-1)^n は 0 または 2 の値を取る。
すなわち、
01+(1)n20 \leq 1 + (-1)^n \leq 2
となる。この不等式の各辺を nn で割ると、
01+(1)nn2n0 \leq \frac{1 + (-1)^n}{n} \leq \frac{2}{n}
となる。
nn \to \infty のとき、2n0\frac{2}{n} \to 0 であるから、はさみうちの原理より、
limn1+(1)nn=0\lim_{n \to \infty} \frac{1+(-1)^n}{n} = 0

3. 最終的な答え

0

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