(5) 5本のくじの中に2本のあたりくじがある。1本ずつ続けて2回引くとき、以下の確率を求めよ。 ① 2回ともあたりくじを引く確率 ② 1回目はあたりくじを引き、2回目ははずれくじを引く確率 (6) 袋の中に赤玉が2個、白玉が3個入っている。玉を1個ずつ続けて2回取り出すとき、以下の確率を求めよ。 ① 赤玉と白玉を1個ずつ引く確率 ② 2個とも白玉を引く確率

確率論・統計学確率組み合わせ事象
2025/3/13

1. 問題の内容

(5) 5本のくじの中に2本のあたりくじがある。1本ずつ続けて2回引くとき、以下の確率を求めよ。
① 2回ともあたりくじを引く確率
② 1回目はあたりくじを引き、2回目ははずれくじを引く確率
(6) 袋の中に赤玉が2個、白玉が3個入っている。玉を1個ずつ続けて2回取り出すとき、以下の確率を求めよ。
① 赤玉と白玉を1個ずつ引く確率
② 2個とも白玉を引く確率

2. 解き方の手順

(5)
① 2回ともあたりくじを引く確率は、1回目にあたりくじを引く確率と、1回目にあたりを引いた後に2回目もあたりくじを引く確率の積で求められる。
1回目にあたりくじを引く確率は 25\frac{2}{5}
1回目にあたりを引いた後、残りのくじは4本で、あたりくじは1本なので、2回目にあたりくじを引く確率は 14\frac{1}{4}
したがって、2回ともあたりくじを引く確率は、
25×14=220=110\frac{2}{5} \times \frac{1}{4} = \frac{2}{20} = \frac{1}{10}
② 1回目にあたりくじを引き、2回目ははずれくじを引く確率は、1回目にあたりくじを引く確率と、1回目にあたりを引いた後に2回目はずれくじを引く確率の積で求められる。
1回目にあたりくじを引く確率は 25\frac{2}{5}
1回目にあたりを引いた後、残りのくじは4本で、はずれくじは3本なので、2回目はずれくじを引く確率は 34\frac{3}{4}
したがって、1回目にあたりくじを引き、2回目ははずれくじを引く確率は、
25×34=620=310\frac{2}{5} \times \frac{3}{4} = \frac{6}{20} = \frac{3}{10}
(6)
① 赤玉と白玉を1個ずつ引く確率は、(赤、白)の順で引く確率と(白、赤)の順で引く確率の和で求められる。
(赤、白)の順で引く確率は、1回目に赤玉を引く確率と、1回目に赤玉を引いた後に2回目に白玉を引く確率の積で求められる。
1回目に赤玉を引く確率は 25\frac{2}{5}
1回目に赤玉を引いた後、残りの玉は4個で、白玉は3個なので、2回目に白玉を引く確率は 34\frac{3}{4}
したがって、(赤、白)の順で引く確率は、
25×34=620=310\frac{2}{5} \times \frac{3}{4} = \frac{6}{20} = \frac{3}{10}
(白、赤)の順で引く確率は、1回目に白玉を引く確率と、1回目に白玉を引いた後に2回目に赤玉を引く確率の積で求められる。
1回目に白玉を引く確率は 35\frac{3}{5}
1回目に白玉を引いた後、残りの玉は4個で、赤玉は2個なので、2回目に赤玉を引く確率は 24\frac{2}{4}
したがって、(白、赤)の順で引く確率は、
35×24=620=310\frac{3}{5} \times \frac{2}{4} = \frac{6}{20} = \frac{3}{10}
したがって、赤玉と白玉を1個ずつ引く確率は、
310+310=610=35\frac{3}{10} + \frac{3}{10} = \frac{6}{10} = \frac{3}{5}
② 2個とも白玉を引く確率は、1回目に白玉を引く確率と、1回目に白玉を引いた後に2回目も白玉を引く確率の積で求められる。
1回目に白玉を引く確率は 35\frac{3}{5}
1回目に白玉を引いた後、残りの玉は4個で、白玉は2個なので、2回目に白玉を引く確率は 24\frac{2}{4}
したがって、2個とも白玉を引く確率は、
35×24=620=310\frac{3}{5} \times \frac{2}{4} = \frac{6}{20} = \frac{3}{10}

3. 最終的な答え

(5)
110\frac{1}{10}
310\frac{3}{10}
(6)
35\frac{3}{5}
310\frac{3}{10}

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