(1) 一辺が3cmの立方体ABCD-EFGHにおいて、辺ABとねじれの位置にある辺を求める。選択肢は、①辺AE、②辺CD、③辺EF、④辺EH、⑤辺GHである。 (2) 辺ABと平行な面、及び辺ABと垂直な面を、①面ABFE、②面BFGC、③面CGHDから選ぶ。 (3) 対角線AGの長さを求める。 (4) 底面の半径が2cm、母線の長さが9cmの円錐の展開図において、おうぎ形OABの中心角と円錐の表面積を求める。

幾何学空間図形立方体三平方の定理円錐表面積おうぎ形ねじれの位置
2025/4/9

1. 問題の内容

(1) 一辺が3cmの立方体ABCD-EFGHにおいて、辺ABとねじれの位置にある辺を求める。選択肢は、①辺AE、②辺CD、③辺EF、④辺EH、⑤辺GHである。
(2) 辺ABと平行な面、及び辺ABと垂直な面を、①面ABFE、②面BFGC、③面CGHDから選ぶ。
(3) 対角線AGの長さを求める。
(4) 底面の半径が2cm、母線の長さが9cmの円錐の展開図において、おうぎ形OABの中心角と円錐の表面積を求める。

2. 解き方の手順

(1) 辺ABとねじれの位置にある辺とは、平行でなく、交わらない辺である。立方体の図を見ると、辺CD、辺EF、辺GHが辺ABとねじれの位置にある。
(2) 辺ABと平行な面は面CGHDである。辺ABと垂直な面は面ABFE、面BFGCである。
(3) 対角線AGの長さを求める。立方体の一辺の長さが3cmなので、対角線ACの長さは三平方の定理より AC=32+32=18=32AC = \sqrt{3^2 + 3^2} = \sqrt{18} = 3\sqrt{2} となる。次に、直角三角形ACGにおいて、AGの長さを三平方の定理を用いて計算する。
AG=AC2+CG2=(32)2+32=18+9=27=33AG = \sqrt{AC^2 + CG^2} = \sqrt{(3\sqrt{2})^2 + 3^2} = \sqrt{18 + 9} = \sqrt{27} = 3\sqrt{3} cm。
(4)
(1) 中心角の大きさを求める。おうぎ形の弧の長さは、底面の円周と等しい。底面の円周は 2πr=2π(2)=4π2\pi r = 2\pi (2) = 4\pi cmである。
おうぎ形の弧の長さは 2πR×中心角3602\pi R \times \frac{中心角}{360^\circ} であり、Rは母線の長さなので9cmである。よって、
4π=2π(9)×中心角3604\pi = 2\pi (9) \times \frac{中心角}{360^\circ}
4=18×中心角3604 = 18 \times \frac{中心角}{360}
418=中心角360\frac{4}{18} = \frac{中心角}{360}
中心角 = 418×360=4×20=80\frac{4}{18} \times 360 = 4 \times 20 = 80^\circ
(2) 円錐の表面積を求める。
円錐の表面積は、側面積 + 底面積で求められる。
側面積 = πrl\pi r l (r:底面の半径、l:母線の長さ)= π(2)(9)=18π\pi (2)(9) = 18\pi cm2^2
底面積 = πr2=π(22)=4π\pi r^2 = \pi (2^2) = 4\pi cm2^2
表面積 = 18π+4π=22π18\pi + 4\pi = 22\pi cm2^2

3. 最終的な答え

(1) ア: 2
(2) イ: 3, ウ: 1,2
(3) エ: 3, オ: 3
(4) カキ: 80
(5) クケ: 22

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