底面の半径が5cmの円錐Aを、頂点Oを中心として平面上で滑らないように転がしたところ、元の位置に戻るまでに6回転した。このとき、円錐Aの表面積を求めよ。円周率は$\pi$とする。

幾何学円錐表面積展開図おうぎ形
2025/6/18

1. 問題の内容

底面の半径が5cmの円錐Aを、頂点Oを中心として平面上で滑らないように転がしたところ、元の位置に戻るまでに6回転した。このとき、円錐Aの表面積を求めよ。円周率はπ\piとする。

2. 解き方の手順

まず、円錐を転がしてできる円の円周を求める。円錐が6回転して元の位置に戻るので、円錐の底面の円周の6倍が、転がしてできる円の円周に等しい。
円錐の底面の円周は、半径が5cmなので、
2×π×5=10π2 \times \pi \times 5 = 10\pi (cm)
転がしてできる円の円周は、この6倍なので、
10π×6=60π10\pi \times 6 = 60\pi (cm)
転がしてできる円の半径をRとすると、
2×π×R=60π2 \times \pi \times R = 60\pi
R=30R = 30 (cm)
円錐の母線の長さをlとすると、円錐のおうぎ形の弧の長さは円錐の底面の円周に等しいから、
2×π×5=10π2 \times \pi \times 5 = 10 \pi
また、おうぎ形の弧の長さは、母線lを用いて、2πl×θ3602 \pi l \times \frac{\theta}{360} と表せる。
ここで、θ360=5l\frac{\theta}{360} = \frac{5}{l}
円錐を転がしてできる円の半径Rは、母線lと等しいので、l = 30cm
円錐の側面積は、π×5×30=150π\pi \times 5 \times 30 = 150\pi (cm²)
円錐の底面積は、π×52=25π\pi \times 5^2 = 25\pi (cm²)
円錐の表面積は、側面積と底面積の和なので、
150π+25π=175π150\pi + 25\pi = 175\pi (cm²)

3. 最終的な答え

175π175\pi cm²

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