複素数平面上に3点O(0), A(-1+2i), Bがあり、三角形OABが点Aを直角の頂点とする直角二等辺三角形であるとき、点Bを表す複素数を求めよ。

幾何学複素数平面複素数幾何直角二等辺三角形回転
2025/6/18

1. 問題の内容

複素数平面上に3点O(0), A(-1+2i), Bがあり、三角形OABが点Aを直角の頂点とする直角二等辺三角形であるとき、点Bを表す複素数を求めよ。

2. 解き方の手順

点Aが直角の頂点であることから、線分ABと線分AOは直交し、かつ長さが等しい。点Aを表す複素数をα=1+2i\alpha = -1 + 2i、点Bを表す複素数をβ\betaとおく。
線分AOを反時計回りに90度回転させると線分ABになることから、
βα=(α0)i=αi\beta - \alpha = (\alpha - 0)i = \alpha i
と表せる。したがって、
β=α+αi\beta = \alpha + \alpha i
β=(1+2i)+(1+2i)i\beta = (-1 + 2i) + (-1 + 2i)i
β=1+2ii+2i2\beta = -1 + 2i - i + 2i^2
β=1+2ii2\beta = -1 + 2i - i - 2
β=3+i\beta = -3 + i
また、線分AOを時計回りに90度回転させると線分ABになる場合も考えられる。
この場合、
βα=αi\beta - \alpha = -\alpha i
となるから、
β=ααi\beta = \alpha - \alpha i
β=(1+2i)(1+2i)i\beta = (-1 + 2i) - (-1 + 2i)i
β=1+2i+i2i2\beta = -1 + 2i + i - 2i^2
β=1+2i+i+2\beta = -1 + 2i + i + 2
β=1+3i\beta = 1 + 3i
以上より、点Bを表す複素数は3+i-3+iまたは1+3i1+3iである。

3. 最終的な答え

3+i-3 + i, 1+3i1 + 3i

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