三角形ABCにおいて、点Oが外心である。$\angle BAC = 70^\circ$、$\angle ABO = 45^\circ$のとき、$\angle P$の大きさを求める。

幾何学三角形外心角度円周角の定理
2025/4/9

1. 問題の内容

三角形ABCにおいて、点Oが外心である。BAC=70\angle BAC = 70^\circABO=45\angle ABO = 45^\circのとき、P\angle Pの大きさを求める。

2. 解き方の手順

* 点OはABC\triangle ABCの外心なので、OA=OB=OCOA = OB = OCである。
* OAB\triangle OABOA=OBOA = OBの二等辺三角形なので、OAB=OBA=45\angle OAB = \angle OBA = 45^\circである。
* OAC=BACOAB=7045=25\angle OAC = \angle BAC - \angle OAB = 70^\circ - 45^\circ = 25^\circである。
* OAC\triangle OACOA=OCOA = OCの二等辺三角形なので、OCA=OAC=25\angle OCA = \angle OAC = 25^\circである。
* BOC=2BAC=2×70=140\angle BOC = 2 \angle BAC = 2 \times 70^\circ = 140^\circである。(円周角の定理より)
* OBC=ABCABO\angle OBC = \angle ABC - \angle ABOであり、OCB=ACBOCA\angle OCB = \angle ACB - \angle OCAである。
* ABC+ACB+BAC=180\angle ABC + \angle ACB + \angle BAC = 180^\circなので、ABC+ACB=18070=110\angle ABC + \angle ACB = 180^\circ - 70^\circ = 110^\circである。
* ACB=110ABC=110(ABO+OBC)=110(45+OBC)\angle ACB = 110^\circ - \angle ABC = 110^\circ - (\angle ABO + \angle OBC) = 110^\circ - (45^\circ + \angle OBC)
* 三角形の内角の和よりOBC+OCB+BOC=180\angle OBC + \angle OCB + \angle BOC = 180^\circだからOBC+OCB=180BOC=180140=40\angle OBC + \angle OCB = 180^\circ - \angle BOC = 180^\circ - 140^\circ = 40^\circ
* P=OCA=25\angle P = \angle OCA = 25^\circ

3. 最終的な答え

P=25\angle P = 25^\circ

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