三角形の図が3つ与えられています。それぞれについて、指定された辺の長さを求めます。 (1) では、$\angle B = 45^\circ$, $\angle C = 60^\circ$, $AC = \sqrt{2}$ のとき、$AB = c$ を求めます。 (2) では、$\angle A = 30^\circ$, $\angle B = 120^\circ$, $AC = \sqrt{6}$ のとき、$BC = a$ を求めます。 (3) では、$\angle A = 105^\circ$, $\angle C = 30^\circ$, $AB = 4$ のとき、$AC = b$ を求めます。

幾何学三角形正弦定理角度辺の長さ
2025/3/13

1. 問題の内容

三角形の図が3つ与えられています。それぞれについて、指定された辺の長さを求めます。
(1) では、B=45\angle B = 45^\circ, C=60\angle C = 60^\circ, AC=2AC = \sqrt{2} のとき、AB=cAB = c を求めます。
(2) では、A=30\angle A = 30^\circ, B=120\angle B = 120^\circ, AC=6AC = \sqrt{6} のとき、BC=aBC = a を求めます。
(3) では、A=105\angle A = 105^\circ, C=30\angle C = 30^\circ, AB=4AB = 4 のとき、AC=bAC = b を求めます。

2. 解き方の手順

(1) 正弦定理を用いて cc を求めます。まず、A=1804560=75\angle A = 180^\circ - 45^\circ - 60^\circ = 75^\circ です。正弦定理より、
csin60=2sin45\frac{c}{\sin 60^\circ} = \frac{\sqrt{2}}{\sin 45^\circ}
c=2sin60sin45=23212=622=122=232=3c = \frac{\sqrt{2} \sin 60^\circ}{\sin 45^\circ} = \frac{\sqrt{2} \cdot \frac{\sqrt{3}}{2}}{\frac{1}{\sqrt{2}}} = \frac{\sqrt{6}}{2} \cdot \sqrt{2} = \frac{\sqrt{12}}{2} = \frac{2\sqrt{3}}{2} = \sqrt{3}
(2) 正弦定理を用いて aa を求めます。C=18030120=30\angle C = 180^\circ - 30^\circ - 120^\circ = 30^\circ です。正弦定理より、
asin30=6sin120\frac{a}{\sin 30^\circ} = \frac{\sqrt{6}}{\sin 120^\circ}
a=6sin30sin120=61232=63=2a = \frac{\sqrt{6} \sin 30^\circ}{\sin 120^\circ} = \frac{\sqrt{6} \cdot \frac{1}{2}}{\frac{\sqrt{3}}{2}} = \frac{\sqrt{6}}{\sqrt{3}} = \sqrt{2}
(3) 正弦定理を用いて bb を求めます。B=18010530=45\angle B = 180^\circ - 105^\circ - 30^\circ = 45^\circ です。正弦定理より、
bsin45=4sin30\frac{b}{\sin 45^\circ} = \frac{4}{\sin 30^\circ}
b=4sin45sin30=41212=422=82=822=42b = \frac{4 \sin 45^\circ}{\sin 30^\circ} = \frac{4 \cdot \frac{1}{\sqrt{2}}}{\frac{1}{2}} = \frac{4}{\sqrt{2}} \cdot 2 = \frac{8}{\sqrt{2}} = \frac{8\sqrt{2}}{2} = 4\sqrt{2}

3. 最終的な答え

(1) c=3c = \sqrt{3}
(2) a=2a = \sqrt{2}
(3) b=42b = 4\sqrt{2}

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