$\angle A$ が直角である直角三角形 $ABC$ において、$\angle A$ の二等分線と辺 $BC$ の交点を $E$ とします。さらに、$\angle C$ の二等分線と $AE$ の交点を $O$ とすると、$AO:OE = (\sqrt{3}+1):2$ である。このとき、$\angle B$ の大きさを求めよ。

幾何学三角形角度二等分線正弦定理
2025/4/9

1. 問題の内容

A\angle A が直角である直角三角形 ABCABC において、A\angle A の二等分線と辺 BCBC の交点を EE とします。さらに、C\angle C の二等分線と AEAE の交点を OO とすると、AO:OE=(3+1):2AO:OE = (\sqrt{3}+1):2 である。このとき、B\angle B の大きさを求めよ。

2. 解き方の手順

ACE=BCE=θ\angle ACE = \angle BCE = \theta とおく。
BAE=CAE=45\angle BAE = \angle CAE = 45^\circ である。
三角形 AOCAOC において、正弦定理より
AOsinθ=COsin45\frac{AO}{\sin \theta} = \frac{CO}{\sin 45^\circ}
三角形 COECOE において、正弦定理より
OEsinθ=COsinCEO\frac{OE}{\sin \theta} = \frac{CO}{\sin \angle CEO}
したがって、
AOOE=sinCEOsin45\frac{AO}{OE} = \frac{\sin \angle CEO}{\sin 45^\circ}
3+12=sinCEO12\frac{\sqrt{3}+1}{2} = \frac{\sin \angle CEO}{\frac{1}{\sqrt{2}}}
sinCEO=3+122=6+24=sin75\sin \angle CEO = \frac{\sqrt{3}+1}{2\sqrt{2}} = \frac{\sqrt{6}+\sqrt{2}}{4} = \sin 75^\circ
よって、CEO=75\angle CEO = 75^\circ
CEO=CAE+ACE=45+θ\angle CEO = \angle CAE + \angle ACE = 45^\circ + \theta
したがって、45+θ=7545^\circ + \theta = 75^\circ
θ=30\theta = 30^\circ
C=2θ=60\angle C = 2\theta = 60^\circ
B=1809060=30\angle B = 180^\circ - 90^\circ - 60^\circ = 30^\circ

3. 最終的な答え

B=30\angle B = 30^\circ

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