問題は、与えられた命令表に従って、図形に対する操作を順番に行い、最終的に得られる図形群がAからEのどれに一致するかを選択するものです。初期状態は左上の図形群(四角の中に四角が4つ並んだもの)で、命令表の指示に従って図形を変化させていきます。

離散数学アルゴリズム図形操作順列論理
2025/3/13

1. 問題の内容

問題は、与えられた命令表に従って、図形に対する操作を順番に行い、最終的に得られる図形群がAからEのどれに一致するかを選択するものです。初期状態は左上の図形群(四角の中に四角が4つ並んだもの)で、命令表の指示に従って図形を変化させていきます。

2. 解き方の手順

命令表の指示を順番に適用します。各命令は、現在の図形群の状態を変更します。
- 命令1: 上下を逆にする。
- 命令2: 左右を逆にする。
- 命令3: 前の図形を消す(初期状態なので何も消えない)。
- 命令4: 次の図形を消す(次の図形は命令5に使う図形)。
- 命令5: 前の図形と入れ替える。命令4で次の図形が消去されたため、初期状態と入れ替えても変化なし。
- 命令6: 前の命令を取り消す。命令5が取り消される。
- 命令7: 次の命令を取り消す。命令8が取り消される。
- 命令8: 図形の順序を入れ替える(命令7で取り消された)。
- 命令9: 図形の順序を入れ替える。
- 命令10: 図形の順序を入れ替える。
具体的な操作は以下のようになります。

1. 初期状態:四角の中に四角が4つ並んだもの。

2. 命令1: 上下を逆にする。

\begin{bmatrix}
\square \\
\square \\
\square \\
\square
\end{bmatrix}
\rightarrow
\begin{bmatrix}
\square \\
\square \\
\square \\
\square
\end{bmatrix}
変化なし。

3. 命令2: 左右を逆にする。

\begin{bmatrix}
\square \\
\square \\
\square \\
\square
\end{bmatrix}
\rightarrow
\begin{bmatrix}
\square \\
\square \\
\square \\
\square
\end{bmatrix}
変化なし。

4. 命令3: 前の図形を消す。初期状態なので変化なし。

5. 命令4: 次の図形を消す。次の図形(命令5で使用する図形)が消える。

6. 命令5: 前の図形と入れ替える。 命令4により、次の図形は消去されているため、初期図形と入れ替えても変化なし。

7. 命令6: 前の命令を取り消す。命令5が取り消される。

8. 命令7: 次の命令を取り消す。命令8が取り消される。

9. 命令8: 図形の順序を入れ替える(取り消し済)

1

0. 命令9: 図形の順序を入れ替える。$1 \rightarrow 3, 2 \rightarrow 1, 3 \rightarrow 4, 4 \rightarrow 2$。

\begin{bmatrix}
\square \\
\square \\
\square \\
\square
\end{bmatrix}
\rightarrow
\begin{bmatrix}
\square \\
\square \\
\square \\
\square
\end{bmatrix}
変化なし。
1

1. 命令10: 図形の順序を入れ替える。$1 \rightarrow 2, 2 \rightarrow 1, 3 \rightarrow 4, 4 \rightarrow 3$。

\begin{bmatrix}
\square \\
\square \\
\square \\
\square
\end{bmatrix}
\rightarrow
\begin{bmatrix}
\square \\
\square \\
\square \\
\square
\end{bmatrix}
変化なし。
最終的な図形群は初期状態と変わらず、四角の中に四角が4つ並んだもの。

3. 最終的な答え

A

「離散数学」の関連問題

全体集合$U$を1以上100以下の整数全体の集合とし、$U$の部分集合$A$, $B$, $C$をそれぞれ2の倍数、3の倍数、5の倍数の集合とします。このとき、集合$A \cup B \cup C$の...

集合包除原理倍数要素の個数
2025/4/10

問題は、ド・モルガンの法則の一つである $\overline{A \cap B} = \overline{A} \cup \overline{B}$ が成り立つことを、図を用いて確かめることです。ここ...

集合ド・モルガンの法則補集合和集合ベン図
2025/4/10

全体集合 $U = \{1, 2, 3, 4, 5, 6\}$、部分集合 $A = \{1, 2, 3\}$、 $B = \{3, 6\}$ が与えられたとき、以下の集合を求めます。 (1) $\ov...

集合集合演算補集合共通部分和集合
2025/4/10

全体集合 $U$ と部分集合 $A, B$ が与えられたとき、次の集合を求めます。 (1) $\overline{B}$ (2) $\overline{A \cap B}$ (3) $\overlin...

集合補集合共通部分和集合ド・モルガンの法則
2025/4/10

問題6では、集合 $A = \{1, 2, 3, 4, 5, 6, 7\}$, $B = \{2, 4, 6, 8\}$, $C = \{1, 3\}$ について、次の集合を求めます。 (1) $A ...

集合集合演算共通部分和集合
2025/4/10

与えられた集合のすべての部分集合を列挙する問題です。具体的には、(1) $\{1, 2\}$ および (2) $\{a, b, c\}$ のそれぞれについて、考えられるすべての部分集合を求める必要があ...

集合論部分集合組み合わせ
2025/4/10

集合 $A = \{1, 2\}$, $B = \{3, 4, 5\}$, $C = \{2, 4, 6\}$ が与えられています。 $A \cup B$, $A \cup C$, $B \cap C...

集合集合演算和集合共通部分
2025/4/10

与えられた数式の値を求める問題です。数式は、${}_{5}P_{3} \times {}_{6}C_{3}$ を $4!$ で割ったものです。

順列組み合わせ階乗計算
2025/4/10

全体集合 $U = \{1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8\}$ と、部分集合 $A = \{1, 2, 3\}$ および $B = \{2, 4, 6, 8\}$ が与えられています。 (...

集合補集合和集合
2025/4/10

正五角形の頂点に配置されたAからEの5つの電球がある。最初はすべての電球が点灯している。 各電球は、ボタン操作の回数に応じて点灯/消灯を繰り返す。 A: 2回ごと B: 3回ごと C: 4回ごと D:...

周期性論理組み合わせ最小公倍数パズル
2025/4/9