袋の中に8個の玉が入っており、そのうち3個は赤玉、5個は白玉である。この中から3個の玉を取り出すとき、少なくとも1個が白玉である確率を求めよ。

確率論・統計学確率組み合わせ余事象確率の計算
2025/4/9

1. 問題の内容

袋の中に8個の玉が入っており、そのうち3個は赤玉、5個は白玉である。この中から3個の玉を取り出すとき、少なくとも1個が白玉である確率を求めよ。

2. 解き方の手順

少なくとも1個が白玉である確率は、全て赤玉である確率の余事象として求めることができる。
まず、8個の玉から3個の玉を取り出す場合の総数を計算する。これは組み合わせで表され、 8C3_8 C_3 で計算できる。
8C3=8!3!(83)!=8!3!5!=8×7×63×2×1=56_8 C_3 = \frac{8!}{3!(8-3)!} = \frac{8!}{3!5!} = \frac{8 \times 7 \times 6}{3 \times 2 \times 1} = 56
次に、3個とも赤玉を取り出す場合の数を計算する。これは、3個の赤玉から3個を選ぶ組み合わせなので、 3C3_3 C_3 で計算できる。
3C3=3!3!(33)!=3!3!0!=1_3 C_3 = \frac{3!}{3!(3-3)!} = \frac{3!}{3!0!} = 1
したがって、3個とも赤玉である確率は、 156\frac{1}{56} である。
少なくとも1個が白玉である確率は、1から3個とも赤玉である確率を引いたものである。
P(少なくとも1個白玉)=1P(全て赤玉)=1156=5556P(\text{少なくとも1個白玉}) = 1 - P(\text{全て赤玉}) = 1 - \frac{1}{56} = \frac{55}{56}

3. 最終的な答え

5556\frac{55}{56}

「確率論・統計学」の関連問題

大小2つのサイコロを振ったとき、出た目の積が4の倍数になる場合の数を求めよ。

確率サイコロ場合の数余事象
2025/4/15

10枚の封筒があり、そのうち1枚に10000円、2枚に5000円が入っている。残りの7枚は空である。これらの封筒から2枚を選んだとき、合計金額が10000円になる確率を求め、約分した分数で答える。

確率組み合わせ期待値
2025/4/15

ある高校の2年生と3年生が国語、数学、英語の中から1教科を選択する授業の選択結果の表が与えられています。この表から読み取れる正しいものを選択肢の中から選ぶ問題です。

確率統計割合データの分析
2025/4/14

みかん25個の重さの度数分布表が与えられている。 (1) 最頻値を求める。 (2) 110g以上140g未満の階級の相対度数を求める。

度数分布最頻値相対度数統計
2025/4/14

5本のくじの中に当たりくじが3本ある。太郎、花子、次郎の順に1本ずつくじを引くとき、3人とも当たりを引かない確率を求める問題である。ただし、引いたくじは元に戻さない。

確率条件付き確率くじ引き
2025/4/14

硬貨を4回投げる。2回目に表が出たという条件のもとで、4回目にも表が出る確率を求める。

確率条件付き確率事象コイン
2025/4/14

20本のくじの中に当たりが4本ある。太郎と花子が順番にくじを1本ずつ引くとき、2人とも当たりを引かない確率を求める。ただし、引いたくじは元に戻さない。

確率条件付き確率くじ引き
2025/4/14

袋の中に赤玉が4個、白玉が8個入っている。玉を1つずつ2個取り出すとき、1個目に白玉が出たという条件のもとで、2個目に赤玉が出る条件付き確率を求める。

確率条件付き確率事象
2025/4/14

あるクラスでテレビ番組AとBの視聴状況を調査した結果、両方を見た生徒は30%、Aだけを見た生徒は20%、Bだけを見た生徒は40%、どちらも見なかった生徒は10%であった。Aを見なかった生徒を1人抽出し...

確率条件付き確率集合
2025/4/14

10本のくじの中に当たりくじが2本入っている。A, Bの順にくじを引き、引いたくじは戻さない場合、Aが外れたときにBも外れる確率を求めよ。

確率条件付き確率くじ引き
2025/4/14