袋の中に8個の玉が入っており、そのうち7個が赤玉、1個が白玉である。この中から3個の玉を取り出すとき、白玉が含まれる確率を求める。

確率論・統計学確率組み合わせ余事象
2025/4/9

1. 問題の内容

袋の中に8個の玉が入っており、そのうち7個が赤玉、1個が白玉である。この中から3個の玉を取り出すとき、白玉が含まれる確率を求める。

2. 解き方の手順

白玉が含まれる確率を求めるには、余事象の確率を求める方が簡単である。つまり、「3個とも赤玉である確率」を求めて、それを1から引けばよい。
まず、8個の玉から3個の玉を取り出す組み合わせの総数を求める。これは、8個から3個を選ぶ組み合わせなので、 8C3_8 C_3 で計算できる。
8C3=8!3!(83)!=8!3!5!=8×7×63×2×1=56_8 C_3 = \frac{8!}{3!(8-3)!} = \frac{8!}{3!5!} = \frac{8 \times 7 \times 6}{3 \times 2 \times 1} = 56
次に、3個とも赤玉である確率を求める。7個の赤玉から3個を選ぶ組み合わせは、 7C3_7 C_3 で計算できる。
7C3=7!3!(73)!=7!3!4!=7×6×53×2×1=35_7 C_3 = \frac{7!}{3!(7-3)!} = \frac{7!}{3!4!} = \frac{7 \times 6 \times 5}{3 \times 2 \times 1} = 35
したがって、3個とも赤玉である確率は 3556=58\frac{35}{56} = \frac{5}{8} である。
求める確率は、1からこの確率を引いたものである。
158=381 - \frac{5}{8} = \frac{3}{8}

3. 最終的な答え

38\frac{3}{8}

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