袋の中に赤玉が2個、白玉が4個入っている。 (1) 玉を1個取り出して色を確認し、袋に戻すという操作を2回繰り返すとき、赤玉が1回以上出る確率を求める。 (2) 2個の玉を同時に取り出すとき、少なくとも1個が赤玉である確率を求める。

確率論・統計学確率期待値組み合わせ事象
2025/4/14

1. 問題の内容

袋の中に赤玉が2個、白玉が4個入っている。
(1) 玉を1個取り出して色を確認し、袋に戻すという操作を2回繰り返すとき、赤玉が1回以上出る確率を求める。
(2) 2個の玉を同時に取り出すとき、少なくとも1個が赤玉である確率を求める。

2. 解き方の手順

(1) 2回繰り返す試行で、赤玉が1回以上出る確率を求める。これは、2回とも白玉が出る確率を求めて、全体(1)から引くことで求められる。
1回の試行で白玉が出る確率は 46=23\frac{4}{6} = \frac{2}{3}
2回とも白玉が出る確率は (23)2=49(\frac{2}{3})^2 = \frac{4}{9}
したがって、赤玉が1回以上出る確率は 149=591 - \frac{4}{9} = \frac{5}{9}
(2) 2個の玉を同時に取り出すとき、少なくとも1個が赤玉である確率を求める。これは、2個とも白玉である確率を求めて、全体(1)から引くことで求められる。
2個の玉の取り出し方は全部で 6C2=6×52×1=15{}_6C_2 = \frac{6 \times 5}{2 \times 1} = 15 通り。
2個とも白玉である取り出し方は 4C2=4×32×1=6{}_4C_2 = \frac{4 \times 3}{2 \times 1} = 6 通り。
2個とも白玉である確率は 615=25\frac{6}{15} = \frac{2}{5}
したがって、少なくとも1個が赤玉である確率は 125=351 - \frac{2}{5} = \frac{3}{5}

3. 最終的な答え

(1) 59\frac{5}{9}
(2) 35\frac{3}{5}

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