1から6の数字が書かれたカードがそれぞれ1枚ずつあります。 (1) 3枚のカードを連続で引くとき、奇数のカードが2枚出る確率を求めます。引いたカードは元に戻してから次のカードを引きます。 (2) 3枚のカードを同時に引くとき、偶数のカードが2枚以下である確率を求めます。

確率論・統計学確率組み合わせ期待値
2025/4/14

1. 問題の内容

1から6の数字が書かれたカードがそれぞれ1枚ずつあります。
(1) 3枚のカードを連続で引くとき、奇数のカードが2枚出る確率を求めます。引いたカードは元に戻してから次のカードを引きます。
(2) 3枚のカードを同時に引くとき、偶数のカードが2枚以下である確率を求めます。

2. 解き方の手順

(1) 3枚のカードを連続で引くとき、奇数のカードが2枚出る確率
1から6のカードのうち、奇数は1, 3, 5の3枚、偶数は2, 4, 6の3枚です。
1回の試行で奇数が出る確率は 36=12\frac{3}{6} = \frac{1}{2}、偶数が出る確率は 36=12\frac{3}{6} = \frac{1}{2} です。
奇数が2枚出るパターンは、(奇, 奇, 偶), (奇, 偶, 奇), (偶, 奇, 奇)の3通りです。
それぞれの確率は (12)×(12)×(12)=18(\frac{1}{2}) \times (\frac{1}{2}) \times (\frac{1}{2}) = \frac{1}{8} です。
したがって、奇数が2枚出る確率は 3×18=383 \times \frac{1}{8} = \frac{3}{8} です。
(2) 3枚のカードを同時に引くとき、偶数のカードが2枚以下である確率
全事象は、6枚のカードから3枚を選ぶ組み合わせなので、6C3=6×5×43×2×1=20{}_6 C_3 = \frac{6 \times 5 \times 4}{3 \times 2 \times 1} = 20通りです。
偶数のカードが2枚以下であるのは、偶数が0枚、1枚、2枚の場合です。
* 偶数が0枚の場合:奇数3枚を選ぶ。3C3=1{}_3 C_3 = 1通り。
* 偶数が1枚の場合:偶数1枚、奇数2枚を選ぶ。3C1×3C2=3×3=9{}_3 C_1 \times {}_3 C_2 = 3 \times 3 = 9通り。
* 偶数が2枚の場合:偶数2枚、奇数1枚を選ぶ。3C2×3C1=3×3=9{}_3 C_2 \times {}_3 C_1 = 3 \times 3 = 9通り。
したがって、偶数のカードが2枚以下である組み合わせは 1+9+9=191 + 9 + 9 = 19通りです。
求める確率は 1920\frac{19}{20} です。

3. 最終的な答え

(1) 38\frac{3}{8}
(2) 1920\frac{19}{20}

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