袋の中に赤玉が3個、白玉が4個入っている。この袋から同時に3個の玉を取り出すとき、赤玉と白玉の両方が含まれている確率を求めよ。

確率論・統計学確率組み合わせ事象
2025/4/10

1. 問題の内容

袋の中に赤玉が3個、白玉が4個入っている。この袋から同時に3個の玉を取り出すとき、赤玉と白玉の両方が含まれている確率を求めよ。

2. 解き方の手順

まず、3個の玉の取り出し方の総数を計算します。
これは、7個の玉の中から3個を選ぶ組み合わせなので、7C3{}_7 C_3 で計算できます。
7C3=7!3!(73)!=7!3!4!=7×6×53×2×1=35{}_7 C_3 = \frac{7!}{3!(7-3)!} = \frac{7!}{3!4!} = \frac{7 \times 6 \times 5}{3 \times 2 \times 1} = 35
次に、赤玉と白玉の両方が含まれない場合を考えます。
これは、3個とも赤玉の場合と、3個とも白玉の場合です。
3個とも赤玉の場合は、赤玉3個から3個を選ぶので、3C3=1{}_3 C_3 = 1 通りです。
3個とも白玉の場合は、白玉4個から3個を選ぶので、4C3=4!3!(43)!=4!3!1!=4{}_4 C_3 = \frac{4!}{3!(4-3)!} = \frac{4!}{3!1!} = 4 通りです。
したがって、赤玉と白玉の両方が含まれない場合は、1 + 4 = 5 通りです。
よって、赤玉と白玉の両方が含まれる場合は、全体の取り出し方から両方が含まれない場合を引いた数になります。
35 - 5 = 30 通り
求める確率は、赤玉と白玉の両方が含まれる場合の数を、全体の取り出し方で割ったものです。
3035=67\frac{30}{35} = \frac{6}{7}

3. 最終的な答え

67\frac{6}{7}

「確率論・統計学」の関連問題

大小2つのサイコロを振ったとき、出た目の積が4の倍数になる場合の数を求めよ。

確率サイコロ場合の数余事象
2025/4/15

10枚の封筒があり、そのうち1枚に10000円、2枚に5000円が入っている。残りの7枚は空である。これらの封筒から2枚を選んだとき、合計金額が10000円になる確率を求め、約分した分数で答える。

確率組み合わせ期待値
2025/4/15

ある高校の2年生と3年生が国語、数学、英語の中から1教科を選択する授業の選択結果の表が与えられています。この表から読み取れる正しいものを選択肢の中から選ぶ問題です。

確率統計割合データの分析
2025/4/14

みかん25個の重さの度数分布表が与えられている。 (1) 最頻値を求める。 (2) 110g以上140g未満の階級の相対度数を求める。

度数分布最頻値相対度数統計
2025/4/14

5本のくじの中に当たりくじが3本ある。太郎、花子、次郎の順に1本ずつくじを引くとき、3人とも当たりを引かない確率を求める問題である。ただし、引いたくじは元に戻さない。

確率条件付き確率くじ引き
2025/4/14

硬貨を4回投げる。2回目に表が出たという条件のもとで、4回目にも表が出る確率を求める。

確率条件付き確率事象コイン
2025/4/14

20本のくじの中に当たりが4本ある。太郎と花子が順番にくじを1本ずつ引くとき、2人とも当たりを引かない確率を求める。ただし、引いたくじは元に戻さない。

確率条件付き確率くじ引き
2025/4/14

袋の中に赤玉が4個、白玉が8個入っている。玉を1つずつ2個取り出すとき、1個目に白玉が出たという条件のもとで、2個目に赤玉が出る条件付き確率を求める。

確率条件付き確率事象
2025/4/14

あるクラスでテレビ番組AとBの視聴状況を調査した結果、両方を見た生徒は30%、Aだけを見た生徒は20%、Bだけを見た生徒は40%、どちらも見なかった生徒は10%であった。Aを見なかった生徒を1人抽出し...

確率条件付き確率集合
2025/4/14

10本のくじの中に当たりくじが2本入っている。A, Bの順にくじを引き、引いたくじは戻さない場合、Aが外れたときにBも外れる確率を求めよ。

確率条件付き確率くじ引き
2025/4/14