大小2つのサイコロを投げ、大きいサイコロの目を$a$、小さいサイコロの目を$b$とする。点Pの座標を$(a,b)$とし、原点Oと点Pを通る直線OPを引く。 (1) 点P$(a,b)$の取り方は全部で何通りあるか。 (2) 大きいサイコロの目が4、小さいサイコロの目が2のとき、直線OPの方程式を求めよ。 (3) 直線OPの方程式が$y=2x$となるような点Pの座標をすべて求めよ。また、そのときの確率を求めよ。 (4) 直線OPの傾きが1より大きくなる確率を求めよ。
2025/4/10
1. 問題の内容
大小2つのサイコロを投げ、大きいサイコロの目を、小さいサイコロの目をとする。点Pの座標をとし、原点Oと点Pを通る直線OPを引く。
(1) 点Pの取り方は全部で何通りあるか。
(2) 大きいサイコロの目が4、小さいサイコロの目が2のとき、直線OPの方程式を求めよ。
(3) 直線OPの方程式がとなるような点Pの座標をすべて求めよ。また、そのときの確率を求めよ。
(4) 直線OPの傾きが1より大きくなる確率を求めよ。
2. 解き方の手順
(1) 大きいサイコロの目は1から6の6通り、小さいサイコロの目も1から6の6通りなので、点Pの取り方は通りである。
(2) 点Pの座標は(4, 2)である。原点O(0, 0)と点P(4, 2)を通る直線の方程式を求める。傾きはなので、となる。
(3) 直線OPの方程式がとなるような点Pの座標は、を満たす。とは1から6の整数なので、, , となる。したがって、点Pの座標は(1, 2), (2, 4), (3, 6)である。
全事象は36通りなので、確率はとなる。
(4) 直線OPの傾きが1より大きくなるのは、、つまりとなる場合である。
のとき、の5通り。
のとき、の4通り。
のとき、の3通り。
のとき、の2通り。
のとき、の1通り。
のとき、は存在しない。
合計で通り。
確率はとなる。
3. 最終的な答え
(1) 36通り
(2)
(3) (1, 2), (2, 4), (3, 6)、確率:
(4)