いくつかの果物を子供に配る問題です。 1人に3個ずつ配ると5個余り、1人に6個ずつ配ると最後の1人は何個か不足します。子供の人数と果物の数を求めます。

代数学連立方程式文章問題不等式
2025/4/10

1. 問題の内容

いくつかの果物を子供に配る問題です。
1人に3個ずつ配ると5個余り、1人に6個ずつ配ると最後の1人は何個か不足します。子供の人数と果物の数を求めます。

2. 解き方の手順

子供の人数を xx 人、果物の数を yy 個とします。
1人に3個ずつ配ると5個余るので、以下の式が成り立ちます。
y=3x+5y = 3x + 5
1人に6個ずつ配ると、最後の1人は何個か不足するので、合計で6個足りないと仮定して式を立てます。子供の人数をxx人とするなら、果物の数は6x6x個より少ないことになります。そこで、足りない分をzz個として式を立てます(0<z60 < z \leq 6)。
y=6xzy = 6x - z
ここで、zz の範囲を決めることが重要です。問題文には「最後の1人は何個か不足する」としか書かれていないため、最後の1人が何個不足するかは確定していません。しかし、少なくとも1個は不足するので、z1z \geq 1 です。最大で6個不足する場合、最後の子供には何も渡せなかったことになります。したがって、 1z61 \leq z \leq 6となります。
しかし、この問題では足りない個数zzが与えられていないため、zzの条件から子供の数と果物の数を特定することは困難です。
ここでは、問題文の解釈を少し変えて、「1人に6個ずつ配ると、全員に6個ずつ配るには、あといくつ必要か」という不足の解釈をすると、この解釈では、不足する個数は6個未満になります(1人以上必ず6個未満になっている)。
ここでは、問題文を素直に解釈し、最後の子供に6個配るのに何個不足するかという条件で解きます。最後の子供に配る際、不足するのは最大で5個なので、1z51 \leq z \leq 5と仮定します。
簡単にするため、z=6z = 6と仮定して、解いてみます。
連立方程式を解きます。
3x+5=6x63x + 5 = 6x - 6
3x=113x = 11
x=113x = \frac{11}{3}
子供の人数は整数なので、これは条件に合いません。
問題文では、最後の1人が「何個か」不足するとしか書かれていないので、最後の1人に果物を配った場合、その子供は1個ももらえないというケースも考えられます。つまり、1人だけ全くもらえない子供がいることになります。この場合、配ることのできた子供の数は x1x-1 人なので、
y=6(x1)y = 6(x-1)
という式が成り立ちます。最初の条件と合わせて、
3x+5=6(x1)3x + 5 = 6(x-1)
3x+5=6x63x + 5 = 6x - 6
3x=113x = 11
これは整数解を持ちません。
別の解釈として、最後の1人には1個も渡せないという条件ではなく、少なくとも1個は渡せて、6個未満の個数が不足するという条件(1z<61 \leq z < 6)で考えます。
z=1z = 1としてみます。
3x+5=6x13x + 5 = 6x - 1
3x=63x = 6
x=2x = 2
y=3(2)+5=11y = 3(2) + 5 = 11
子供が2人、果物が11個の場合、1人あたり3個ずつ配ると5個余ります。
1人に6個ずつ配ると、合計で12個必要ですが、11個しかないので1個不足します。

3. 最終的な答え

子供の人数: 2人
果物の数: 11個

「代数学」の関連問題

$3a^3 \times 7a^2$ を計算し、$\text{キ}a^\text{ク}$ の形式で答える問題です。ここで、「キ」と「ク」に入る数字を求めます。

式の計算指数法則単項式
2025/4/14

$(2x^2y^3)^2$ を計算して、$4x^\text{オ}y^\text{カ}$ の形にする。

指数べき乗多項式
2025/4/14

与えられた式 $( -2a )^2$ を計算し、その結果を $?a^?$ の形で表す問題です。

式の計算指数法則文字式
2025/4/14

与えられた式 $x^3 \times x^5 = x^{3+\boxed{?}} = x^{\boxed{?}}$ の $\boxed{?}$ に入る数を求めよ。

指数法則計算代数
2025/4/14

与えられた式 $3(x+y) - 5(x-y)$ を展開し、整理して、$ax+by$ の形にすること。

式の展開文字式の計算一次式
2025/4/14

与えられた式 $2(a+b) + 5(-a+2b)$ を計算し、結果を $□a + □b$ の形で表す問題です。

式の計算分配法則文字式の計算一次式
2025/4/14

(1) $3x+5y=231$ を満たす自然数 $x, y$ の組の個数を求めます。 (2) $7x+5y=2$ を満たす整数 $x, y$ の組のうち、$7 \le 2x+3y \le 100$ を...

不定方程式整数解一次不定方程式二次不定方程式最小値
2025/4/14

$3x + 5y = 231$ を満たす自然数 $x, y$ の組の数を求める。

不定方程式整数解一次不定方程式
2025/4/14

次の5つの一次の不定方程式の整数解 $x, y$ を求めます。 (1) $9x - 7y = 5$ (2) $8x + 7y = 219$ (3) $721x - 123y = 12$ (4) $31...

不定方程式整数解一次方程式ユークリッドの互除法
2025/4/14

問題4の(1)と(2)の多項式を、$x$について降べきの順に整理します。 (1) $5x - 4x^2 - 2 + 5x^3$ (2) $4x^2 - 5 + 2x^3 - 2x - x^2 - x^...

多項式降べきの順同類項
2025/4/14