まず、一つ目の式からIを求めます。
I=einπ(−1)n−1+I 両辺からIを引くと
0=einπ(−1)n−1 1=einπ(−1)n ここで、einπ はオイラーの公式により cos(nπ)+isin(nπ) となります。sin(nπ)=0 であるため、einπ=cos(nπ)=(−1)nとなります。したがって、 1=(−1)n(−1)n 1=((−1)n)2 これは常に成り立つので、この式からはIの値は定まりません。
次に、二つ目の式からIを求めます。
I=−(einπ(−1)n−1+I) I=−einπ(−1)n+1−I 2I=−einπ(−1)n+1 2I=−(−1)n(−1)n+1 2I=−((−1)n)2+1 2I=−1+1 ここで、求めたI = 0 を一つ目の式に代入してみます。
0=einπ(−1)n−1+0 1=einπ(−1)n 1=(−1)n(−1)n 1=((−1)n)2 これは常に成立します。