関数 $y = -x^2 + 3x + 6$ において、$y$ が最大となる $x$ の値と、そのときの $y$ の最大値を求める。

代数学二次関数最大値平方完成
2025/4/11

1. 問題の内容

関数 y=x2+3x+6y = -x^2 + 3x + 6 において、yy が最大となる xx の値と、そのときの yy の最大値を求める。

2. 解き方の手順

与えられた関数 y=x2+3x+6y = -x^2 + 3x + 6 は2次関数であり、 x2x^2 の係数が負であるため、上に凸の放物線となる。したがって、頂点で最大値をとる。
平方完成を行うことで頂点の座標を求める。
まず、xxの項を平方完成するために、以下のように式を変形する。
y=(x23x)+6y = -(x^2 - 3x) + 6
次に、x23xx^2 - 3x を平方完成する。
x23x=(x32)2(32)2=(x32)294x^2 - 3x = (x - \frac{3}{2})^2 - (\frac{3}{2})^2 = (x - \frac{3}{2})^2 - \frac{9}{4}
この結果を元の式に代入すると、
y=((x32)294)+6y = -((x - \frac{3}{2})^2 - \frac{9}{4}) + 6
y=(x32)2+94+6y = -(x - \frac{3}{2})^2 + \frac{9}{4} + 6
y=(x32)2+94+244y = -(x - \frac{3}{2})^2 + \frac{9}{4} + \frac{24}{4}
y=(x32)2+334y = -(x - \frac{3}{2})^2 + \frac{33}{4}
したがって、頂点の座標は (32,334)(\frac{3}{2}, \frac{33}{4}) である。
yy が最大となるのは x=32x = \frac{3}{2} のときであり、そのときの最大値は y=334y = \frac{33}{4} である。

3. 最終的な答え

yy が最大となる xx の値:32\frac{3}{2}
そのときの yy の最大値:334\frac{33}{4}

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