問題は2つあります。1つ目はネイピア数 $e$ の定義を述べること、2つ目は数列 $a_n = (1 + \frac{4}{n})^n$ の極限を求めることです。

解析学極限ネイピア数数列指数関数
2025/4/11

1. 問題の内容

問題は2つあります。1つ目はネイピア数 ee の定義を述べること、2つ目は数列 an=(1+4n)na_n = (1 + \frac{4}{n})^n の極限を求めることです。

2. 解き方の手順

まず、ネイピア数の定義を述べます。
次に、数列 an=(1+4n)na_n = (1 + \frac{4}{n})^n の極限を求めます。
m=n4m = \frac{n}{4} とおくと、n=4mn = 4m です。
したがって、
an=(1+1m)4m=[(1+1m)m]4a_n = (1 + \frac{1}{m})^{4m} = [(1 + \frac{1}{m})^m]^4
nn \to \infty のとき、mm \to \infty なので、
limnan=limm[(1+1m)m]4=[limm(1+1m)m]4=e4\lim_{n \to \infty} a_n = \lim_{m \to \infty} [(1 + \frac{1}{m})^m]^4 = [\lim_{m \to \infty} (1 + \frac{1}{m})^m]^4 = e^4

3. 最終的な答え

ネイピア数 ee の定義:
e=limn(1+1n)ne = \lim_{n \to \infty} (1 + \frac{1}{n})^n
数列 an=(1+4n)na_n = (1 + \frac{4}{n})^n の極限:
limnan=e4\lim_{n \to \infty} a_n = e^4

「解析学」の関連問題

(1) 関数 $y = -x^3 - 6x^2 + 7$ のグラフ上の点Pのx座標が-2であるとき、点Pにおける接線の方程式を求め、またこの関数の極小値を求める。 (2) 連立不等式 $\begin{...

微分接線極値積分領域の面積
2025/4/15

関数 $f(x) = x^3 + (a-2)x^2 + 3x$ が与えられている。 (1) $f(x)$ の導関数 $f'(x)$ を求める。 (2) $f(x)$ が極値をもつときの $a$ の範囲...

微分導関数極値関数の増減判別式
2025/4/15

$\sqrt{2} \sin \theta - \sqrt{2} \cos \theta$ を $r \sin(\theta - \frac{\pi}{k})$ の形に変形する問題です。ただし、$r ...

三角関数三角関数の合成数式変形
2025/4/15

加法定理を利用して、$\cos(x + \frac{\pi}{4}) + \cos(x - \frac{\pi}{4})$ を計算し、その結果を $A \cos x \cos \frac{\pi}{B...

三角関数加法定理cos計算
2025/4/15

$0 \le \alpha < 2\pi$, $0 \le \beta < 2\pi$, $0 \le \gamma < 2\pi$ のとき、次の式を $\cos \alpha$, $\cos \be...

三角関数加法定理和積の公式三角関数の合成
2025/4/15

関数 $y = \frac{2^x + 2^{-x}}{2}$ の逆関数を求めよ。

逆関数指数関数対数関数代数
2025/4/15

与えられた関数の $x$ が無限大に近づくときの極限を求めます。 $$ \lim_{x \to \infty} \frac{\sqrt{x+3} - \sqrt{x}}{\sqrt{x+2} - \s...

極限関数の極限有理化
2025/4/15

与えられた関数 $y = x^4 - 2x^2 + 1$ について、以下の問いに答えます。 (1) $y$ の極大値と、極大値をとる $x$ の値をすべて求めます。 (2) $y$ の極小値と、極小値...

微分極値増減増減表関数のグラフ
2025/4/15

$\cos 2x = \frac{1 - \tan^2 x}{1 + \tan^2 x}$ を証明します。

三角関数恒等式2倍角の公式証明
2025/4/15

与えられた式 $\sin^2 x = \frac{\tan^2 x}{1 + \tan^2 x}$ が成り立つことを証明する。

三角関数恒等式証明
2025/4/15