まず、AB と AC を計算します。 AB=OB−OA=(3,0,0)−(0,0,1)=(3,0,−1) AC=OC−OA=(0,2,0)−(0,0,1)=(0,2,−1) 次に、AH=sAB+tAC より、OH=OA+AH=OA+sAB+tAC を計算します。 OH=(0,0,1)+s(3,0,−1)+t(0,2,−1)=(3s,2t,1−s−t) 点 H は平面 ABC 上にあるので、AH=sAB+tAC より、AH は AB と AC の線形結合で表されます。平面 ABC の方程式を求めます。平面 ABC は点 A(0,0,1) を通り、法線ベクトル n が AB と AC に垂直なベクトルです。n=AB×AC で計算できます。 n=(3,0,−1)×(0,2,−1)=(0∗(−1)−(−1)∗2,(−1)∗0−3∗(−1),3∗2−0∗0)=(2,3,6) したがって、平面 ABC の方程式は、2x+3y+6(z−1)=0 、つまり 2x+3y+6z=6 です。 点 H(3s, 2t, 1 - s - t) は平面 ABC 上にあるので、この座標を平面の方程式に代入します。
2(3s)+3(2t)+6(1−s−t)=6 6s+6t+6−6s−6t=6 この式からは s と t の関係は求まりません。 OH は平面 ABC に垂直なので、OH は平面 ABC の法線ベクトル n=(2,3,6) に平行です。したがって、OH=kn (k は実数) と表せます。 (3s,2t,1−s−t)=k(2,3,6)=(2k,3k,6k) このベクトル方程式から以下の連立方程式が得られます。
1−s−t=6k 最初の2式から、s=32k と t=23k が得られます。 これを3番目の式に代入すると、
1−32k−23k=6k 1=6k+32k+23k=(636+64+69)k=649k よって、k=496 となります。 したがって、s=32∗496=494 t=23∗496=499