$\frac{770}{n}$ が素数となるような自然数 $n$ を全て求めよ。

数論素数約数素因数分解
2025/4/12

1. 問題の内容

770n\frac{770}{n} が素数となるような自然数 nn を全て求めよ。

2. 解き方の手順

まず、770を素因数分解します。
770=2×5×7×11770 = 2 \times 5 \times 7 \times 11
770n\frac{770}{n} が素数 pp となるとき、 770=n×p770 = n \times p となります。
つまり、nn は770の約数であり、かつ 770n\frac{770}{n} が素数となる必要があります。
nn770=2×5×7×11770 = 2 \times 5 \times 7 \times 11 の約数なので、以下のケースを考えます。
* 770n=2\frac{770}{n} = 2 のとき、n=7702=385=5×7×11n = \frac{770}{2} = 385 = 5 \times 7 \times 11
* 770n=5\frac{770}{n} = 5 のとき、n=7705=154=2×7×11n = \frac{770}{5} = 154 = 2 \times 7 \times 11
* 770n=7\frac{770}{n} = 7 のとき、n=7707=110=2×5×11n = \frac{770}{7} = 110 = 2 \times 5 \times 11
* 770n=11\frac{770}{n} = 11 のとき、n=77011=70=2×5×7n = \frac{770}{11} = 70 = 2 \times 5 \times 7
以上より、nn385,154,110,70385, 154, 110, 70 です。

3. 最終的な答え

n=70,110,154,385n = 70, 110, 154, 385

「数論」の関連問題

$n$ は自然数とする。$n+1$ は $6$ の倍数であり、$n+4$ は $9$ の倍数であるとき、$n+13$ は $18$ の倍数であることを証明する。

整数の性質倍数合同式証明
2025/7/26

$n$ は正の整数とする。$n$, 175, 250 の最大公約数が 25, 最小公倍数が 3500 であるような $n$ をすべて求めよ。

最大公約数最小公倍数素因数分解整数の性質
2025/7/26

20の倍数であり、正の約数の個数が15個である自然数 $n$ を全て求める問題です。

約数素因数分解倍数
2025/7/26

自然数 $n$ は20の倍数であり、正の約数の個数が15個である。このような自然数 $n$ をすべて求める。

約数素因数分解倍数整数の性質
2025/7/26

自然数 $n$ は5の倍数であるならば、自然数 $n$ は10の倍数である、という命題の真偽を判定する問題です。

命題真偽判定倍数整数の性質
2025/7/26

$\sqrt{3}$が無理数であることを用いて、以下の数が無理数であることを背理法で証明せよ。 (1) $1 + \sqrt{3}$ (2) $\sqrt{12}$ (3) $\frac{2}{\sq...

無理数背理法平方根証明
2025/7/26

$m$, $n$, $k$ は自然数であるとき、命題「積 $mnk$ が偶数ならば、$m$, $n$, $k$ の少なくとも1つは偶数である」が真であることを証明する。

命題証明偶数奇数対偶整数の性質
2025/7/26

$\sqrt{3}$ が無理数であることを用いて、以下の数が無理数であることを背理法で証明する。 (1) $1 + \sqrt{3}$ (2) $\sqrt{12}$ (3) $\frac{2}{\s...

無理数背理法平方根証明
2025/7/26

整数 $n$ について、「$n^3 + 1$ が奇数ならば、$n$ は偶数である」という命題を、対偶を用いて証明する。

命題対偶整数の性質代数
2025/7/26

整数 $n$ に対して、「$n^2$ が偶数ならば、$n$ は偶数である」という命題を、対偶を用いて証明する問題です。

命題対偶証明整数の性質偶数奇数
2025/7/26