点A(2, 6)を通り、傾きが$1/2$の直線$l$がある。点Bは直線$l$と$x$軸との交点である。原点を通る直線$m$が点Cで直線$l$と直交している。以下の問いに答えよ。 (1) 点Bの座標を求めよ。 (2) 点Cの座標を求めよ。 (3) $\triangle AOB$を$x$軸を中心に一回転させてできる立体の体積を求めよ。 (4) $\triangle AOC$を$x$軸を中心に一回転させてできる立体の体積を求めよ。

幾何学直線座標円錐体積直交回転体
2025/4/12

1. 問題の内容

点A(2, 6)を通り、傾きが1/21/2の直線llがある。点Bは直線llxx軸との交点である。原点を通る直線mmが点Cで直線llと直交している。以下の問いに答えよ。
(1) 点Bの座標を求めよ。
(2) 点Cの座標を求めよ。
(3) AOB\triangle AOBxx軸を中心に一回転させてできる立体の体積を求めよ。
(4) AOC\triangle AOCxx軸を中心に一回転させてできる立体の体積を求めよ。

2. 解き方の手順

(1) 直線llの式を求める。傾きが1/21/2で点A(2, 6)を通るので、y=12x+by = \frac{1}{2}x + bとおき、Aの座標を代入して6=12(2)+b6 = \frac{1}{2}(2) + bより、b=5b = 5。よって直線llの式はy=12x+5y = \frac{1}{2}x + 5
点Bは直線llxx軸との交点なので、y=0y = 0を代入して、0=12x+50 = \frac{1}{2}x + 5より、x=10x = -10。よって、点Bの座標は(-10, 0)である。
(2) 直線mmは直線llと直交するので、直線mmの傾きは-2である。よって、直線mmの式はy=2xy = -2x
点Cは直線llと直線mmの交点なので、
12x+5=2x\frac{1}{2}x + 5 = -2x
52x=5\frac{5}{2}x = -5
x=2x = -2
y=2x=2(2)=4y = -2x = -2(-2) = 4
よって、点Cの座標は(-2, 4)である。
(3) AOB\triangle AOBxx軸を中心に一回転させてできる立体は、底面の半径が6の円錐とみなせる。
円錐の高さはOBの長さであり、OB = 10である。よって、体積は
13π(62)(10)=13π(36)(10)=120π\frac{1}{3}\pi (6^2)(10) = \frac{1}{3}\pi(36)(10) = 120\pi
(4) AOC\triangle AOCxx軸を中心に一回転させてできる立体は、底面の半径が4の円錐とみなせる。
円錐の高さはOCのxx座標の絶対値であり、2である。よって、体積は
13π(42)(2)=13π(16)(2)=323π\frac{1}{3}\pi (4^2)(2) = \frac{1}{3}\pi(16)(2) = \frac{32}{3}\pi

3. 最終的な答え

(1) 点Bの座標: (-10, 0)
(2) 点Cの座標: (-2, 4)
(3) AOB\triangle AOBの回転体の体積: 120π120\pi
(4) AOC\triangle AOCの回転体の体積: 323π\frac{32}{3}\pi

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