放物線 $y = x^2 + x - 3$ について、以下の問いに答える。 (1) 放物線と $x$ 軸の共有点の座標を求めよ。 (2) 放物線が $x$ 軸から切り取る線分の長さを求めよ。

代数学二次関数放物線二次方程式解の公式グラフ
2025/4/12

1. 問題の内容

放物線 y=x2+x3y = x^2 + x - 3 について、以下の問いに答える。
(1) 放物線と xx 軸の共有点の座標を求めよ。
(2) 放物線が xx 軸から切り取る線分の長さを求めよ。

2. 解き方の手順

(1) 放物線と xx 軸の共有点は、y=0y = 0 となる xx の値を求めることで得られる。
つまり、二次方程式 x2+x3=0x^2 + x - 3 = 0 を解く。
解の公式を用いると、
x=b±b24ac2ax = \frac{-b \pm \sqrt{b^2 - 4ac}}{2a}
ここで、a=1a = 1, b=1b = 1, c=3c = -3 であるから、
x=1±124(1)(3)2(1)=1±1+122=1±132x = \frac{-1 \pm \sqrt{1^2 - 4(1)(-3)}}{2(1)} = \frac{-1 \pm \sqrt{1 + 12}}{2} = \frac{-1 \pm \sqrt{13}}{2}
したがって、共有点の xx 座標は 1+132\frac{-1 + \sqrt{13}}{2}1132\frac{-1 - \sqrt{13}}{2} である。
共有点の座標は (1+132,0)\left(\frac{-1 + \sqrt{13}}{2}, 0\right)(1132,0)\left(\frac{-1 - \sqrt{13}}{2}, 0\right) である。
(2) 放物線が xx 軸から切り取る線分の長さは、xx 軸との共有点の xx 座標の差の絶対値である。
x1=1+132x_1 = \frac{-1 + \sqrt{13}}{2}, x2=1132x_2 = \frac{-1 - \sqrt{13}}{2} とすると、
線分の長さは x1x2=1+1321132=1+13+1+132=2132=13|x_1 - x_2| = \left|\frac{-1 + \sqrt{13}}{2} - \frac{-1 - \sqrt{13}}{2}\right| = \left|\frac{-1 + \sqrt{13} + 1 + \sqrt{13}}{2}\right| = \left|\frac{2\sqrt{13}}{2}\right| = \sqrt{13}

3. 最終的な答え

(1) 放物線と xx 軸の共有点の座標は (1+132,0)\left(\frac{-1 + \sqrt{13}}{2}, 0\right)(1132,0)\left(\frac{-1 - \sqrt{13}}{2}, 0\right)
(2) 放物線が xx 軸から切り取る線分の長さは 13\sqrt{13}

「代数学」の関連問題

$x^5 = 1$ の $1$ と異なる解の一つを $\alpha$ とするとき、次の式の値を求めよ。 (1) $\alpha^{2024} + \alpha^{2023} + \alpha^{202...

複素数解の公式代数方程式
2025/4/19

実数全体を全体集合 $R$ とし、$a$ を実数とする。部分集合 $A = \{x \mid x^2 - ax - 6a^2 < 0\}$ と $B = \{x \mid x^2 - 6x + 8 <...

不等式集合二次不等式命題
2025/4/19

関数 $y = \frac{bx + 1}{x - a}$ について、$a > 0, b > 0$ であり、定義域が $-a \le x \le 0$ のとき、値域が $-1 \le y \le 1$...

分数関数定義域値域関数の最大最小微分単調減少
2025/4/19

問題は、式 $(x-b)(x-c)(c-b) + (x-c)(x-a)(a-c)+(x-a)(x-b)(b-a)$ を簡略化することです。また、 $a^3 + b^3$ の公式を求める問題のようです。

式の簡略化因数分解多項式
2025/4/19

次の等式を証明する。 (1) $a^4 + b^4 = \frac{1}{2}\{(a^2+b^2)^2 + (a-b)^2(a+b)^2\}$ (2) $(a^2+3b^2)(c^2+3d^2) =...

等式の証明展開代数
2025/4/19

次の連立方程式を満たす $x:y:z$ を簡単な整数比($x>0$)で表す問題です。 $2x + 3y + z = 0$ $x + 2y - z = 0$

連立方程式方程式の解法
2025/4/19

$S_n = \omega^n + \omega^{2n}$ の値を求めよ。ただし、$n$は自然数とし、$\omega$ が何であるかは明示されていません。しかし、通常この種の文脈では、$\omega...

複素数3乗根剰余場合分け代数
2025/4/19

以下の5つの問題を解きます。 (1) $(-3x^2)^4 \div 6x^5 \times 2x^3$ を計算する。 (2) $(x+y-2)(x-y+2)$ を展開する。 (3) $x^2+2xy...

式の計算展開因数分解平方根乗法公式
2025/4/19

与えられた式 $(x-1)(x+1)(x^2-x+1)(x^2+x+1)$ を展開して簡単にせよ。

展開因数分解式の計算
2025/4/19

問題は2つの式をそれぞれ整理することです。 (11) $(x-b)(x-c)(c-b) + (x-c)(x-a)(a-c) + (x-a)(x-b)(b-a)$ (12) $x^3(y-z) + y^...

式の展開因数分解多項式
2025/4/19