xy平面上に点P(2, 3)と直線 $l: y=2x-4$ がある。 (1) 点Pを通り直線$l$に平行な直線の方程式を求める。 (2) 点Pを通り直線$l$に垂直な直線の方程式を求める。 (3) 点Pと直線$l$の距離を求める。

幾何学直線点と直線の距離平行垂直
2025/4/12

1. 問題の内容

xy平面上に点P(2, 3)と直線 l:y=2x4l: y=2x-4 がある。
(1) 点Pを通り直線llに平行な直線の方程式を求める。
(2) 点Pを通り直線llに垂直な直線の方程式を求める。
(3) 点Pと直線llの距離を求める。

2. 解き方の手順

(1) 点P(2, 3)を通り、直線l:y=2x4l: y=2x-4 に平行な直線を求める。
平行な直線の傾きは同じなので、求める直線の傾きは2である。
点(2, 3)を通り、傾きが2の直線の方程式は、
y3=2(x2)y - 3 = 2(x - 2)
y3=2x4y - 3 = 2x - 4
y=2x1y = 2x - 1
(2) 点P(2, 3)を通り、直線l:y=2x4l: y=2x-4 に垂直な直線を求める。
垂直な直線の傾きは、m1×m2=1m_1 \times m_2 = -1 の関係にある。
直線llの傾きは2なので、求める直線の傾きは12-\frac{1}{2}である。
点(2, 3)を通り、傾きが12-\frac{1}{2}の直線の方程式は、
y3=12(x2)y - 3 = -\frac{1}{2}(x - 2)
y3=12x+1y - 3 = -\frac{1}{2}x + 1
y=12x+4y = -\frac{1}{2}x + 4
(3) 点P(2, 3)と直線l:y=2x4l: y=2x-4 の距離を求める。
直線llの方程式を一般形に変形すると、2xy4=02x - y - 4 = 0となる。
(x0,y0)(x_0, y_0)と直線ax+by+c=0ax + by + c = 0 の距離dは、
d=ax0+by0+ca2+b2d = \frac{|ax_0 + by_0 + c|}{\sqrt{a^2 + b^2}}
点P(2, 3)と直線2xy4=02x - y - 4 = 0 の距離は、
d=2(2)3422+(1)2d = \frac{|2(2) - 3 - 4|}{\sqrt{2^2 + (-1)^2}}
d=4344+1d = \frac{|4 - 3 - 4|}{\sqrt{4 + 1}}
d=35d = \frac{|-3|}{\sqrt{5}}
d=35d = \frac{3}{\sqrt{5}}
d=355d = \frac{3\sqrt{5}}{5}

3. 最終的な答え

(1) y=2x1y = 2x - 1
(2) y=12x+4y = -\frac{1}{2}x + 4
(3) 355\frac{3\sqrt{5}}{5}

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