(1) $xy$ 平面上に、2点 $O(0, 0)$ と $A(3, 0)$ がある。点 $P$ が $OP:AP = 1:1$ を満たしながら動くとき、$P$ の軌跡は直線であり、その方程式を求めよ。また、$P$ が $OP:AP = 1:2$ を満たしながら動くとき、$P$ の軌跡は円であり、その方程式を求めよ。 (2) 座標平面上の2点 $A(1, 4)$, $B(-1, 0)$ からの距離の2乗の和 $AP^2 + BP^2$ が18である点 $P$ の軌跡を求めよ。

幾何学軌跡直線座標平面
2025/4/12

1. 問題の内容

(1) xyxy 平面上に、2点 O(0,0)O(0, 0)A(3,0)A(3, 0) がある。点 PPOP:AP=1:1OP:AP = 1:1 を満たしながら動くとき、PP の軌跡は直線であり、その方程式を求めよ。また、PPOP:AP=1:2OP:AP = 1:2 を満たしながら動くとき、PP の軌跡は円であり、その方程式を求めよ。
(2) 座標平面上の2点 A(1,4)A(1, 4), B(1,0)B(-1, 0) からの距離の2乗の和 AP2+BP2AP^2 + BP^2 が18である点 PP の軌跡を求めよ。

2. 解き方の手順

(1)
* OP:AP=1:1OP:AP = 1:1 のとき
PP の座標を (x,y)(x, y) とする。OP:AP=1:1OP:AP = 1:1 より、OP=APOP = AP
OP2=x2+y2OP^2 = x^2 + y^2
AP2=(x3)2+y2AP^2 = (x-3)^2 + y^2
OP2=AP2OP^2 = AP^2 なので、
x2+y2=(x3)2+y2x^2 + y^2 = (x-3)^2 + y^2
x2=x26x+9x^2 = x^2 - 6x + 9
6x=96x = 9
x=32x = \frac{3}{2}
これは直線の方程式である。
* OP:AP=1:2OP:AP = 1:2 のとき
2OP=AP2OP = AP
4OP2=AP24OP^2 = AP^2
4(x2+y2)=(x3)2+y24(x^2 + y^2) = (x-3)^2 + y^2
4x2+4y2=x26x+9+y24x^2 + 4y^2 = x^2 - 6x + 9 + y^2
3x2+6x+3y2=93x^2 + 6x + 3y^2 = 9
x2+2x+y2=3x^2 + 2x + y^2 = 3
(x+1)21+y2=3(x+1)^2 - 1 + y^2 = 3
(x+1)2+y2=4(x+1)^2 + y^2 = 4
これは円の方程式で、中心は (1,0)(-1, 0)、半径は2である。
(2) 点 PP の座標を (x,y)(x, y) とする。AP2+BP2=18AP^2 + BP^2 = 18 である。
AP2=(x1)2+(y4)2AP^2 = (x-1)^2 + (y-4)^2
BP2=(x+1)2+(y0)2BP^2 = (x+1)^2 + (y-0)^2
(x1)2+(y4)2+(x+1)2+y2=18(x-1)^2 + (y-4)^2 + (x+1)^2 + y^2 = 18
x22x+1+y28y+16+x2+2x+1+y2=18x^2 - 2x + 1 + y^2 - 8y + 16 + x^2 + 2x + 1 + y^2 = 18
2x2+2y28y+18=182x^2 + 2y^2 - 8y + 18 = 18
2x2+2y28y=02x^2 + 2y^2 - 8y = 0
x2+y24y=0x^2 + y^2 - 4y = 0
x2+(y2)24=0x^2 + (y-2)^2 - 4 = 0
x2+(y2)2=4x^2 + (y-2)^2 = 4
これは円の方程式で、中心は (0,2)(0, 2)、半径は2である。

3. 最終的な答え

(1) OP:AP=1:1OP:AP=1:1 のとき、直線の方程式は x=32x = \frac{3}{2}
OP:AP=1:2OP:AP=1:2 のとき、円の方程式は (x+1)2+y2=4(x+1)^2 + y^2 = 4
(2) AP2+BP2=18AP^2 + BP^2 = 18 を満たす点 PP の軌跡は、円 x2+(y2)2=4x^2 + (y-2)^2 = 4 である。

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