正の整数の列を、第n群に $3n-1$ 個の整数が入るように群に分ける。 (1) 第4群の最後の数を求める。 (2) 第5群のすべての数の和を求める。

数論数列群数列等差数列和の公式
2025/4/12

1. 問題の内容

正の整数の列を、第n群に 3n13n-1 個の整数が入るように群に分ける。
(1) 第4群の最後の数を求める。
(2) 第5群のすべての数の和を求める。

2. 解き方の手順

(1) 第n群の最後の数を ana_n とする。ana_n は、第1群から第n群までの整数の個数の和である。
第n群には 3n13n-1 個の整数が含まれるので、
an=k=1n(3k1)=3k=1nkk=1n1=3n(n+1)2n=3n2+3n2n2=3n2+n2a_n = \sum_{k=1}^{n} (3k-1) = 3 \sum_{k=1}^{n} k - \sum_{k=1}^{n} 1 = 3 \cdot \frac{n(n+1)}{2} - n = \frac{3n^2+3n-2n}{2} = \frac{3n^2+n}{2}
第4群の最後の数は、a4a_4である。
a4=342+42=316+42=48+42=522=26a_4 = \frac{3 \cdot 4^2 + 4}{2} = \frac{3 \cdot 16 + 4}{2} = \frac{48+4}{2} = \frac{52}{2} = 26
(2) 第n群の最初の数を bnb_n とする。bnb_nan1+1a_{n-1} + 1 である。
第5群の最初の数は、b5=a4+1=26+1=27b_5 = a_4 + 1 = 26 + 1 = 27
第5群の最後の数は、a5=352+52=325+52=75+52=802=40a_5 = \frac{3 \cdot 5^2 + 5}{2} = \frac{3 \cdot 25 + 5}{2} = \frac{75+5}{2} = \frac{80}{2} = 40
第5群の項数は 351=151=143 \cdot 5 - 1 = 15 - 1 = 14 である。
第5群の和は、等差数列の和の公式を使って求める。
Sn=n2(a1+an)S_n = \frac{n}{2} (a_1 + a_n)
第5群の和は、
S14=142(27+40)=767=469S_{14} = \frac{14}{2} (27+40) = 7 \cdot 67 = 469

3. 最終的な答え

(1) 26
(2) 469

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