まず、B(p,q)の定義式において、p=1,q=1とすると、 B(1,1)=∫01x0(1−x)0dx=∫011dx=[x]01=1 また、問題3の(2)で示された式において、m=n=1とすると、 B(1,1)=(1+1−1)!(1−1)!(1−1)!=1!0!0!=11⋅1=1 となり、整合性が取れています。
次に、問題文にある「(1)の不等式」が意味不明なので、問題3の(1)の式を用いると仮定します。
B(p,q)=pq−1B(p+1,q−1) この式を繰り返し用いて、q=1になるまで変形することを考えます。 B(p,q)=pq−1B(p+1,q−1)=pq−1⋅p+1q−2B(p+2,q−2)=⋯=∏k=0q−2(p+k)(q−1)!B(p+q−1,1) B(p+q−1,1)=∫01xp+q−2(1−x)0dx=∫01xp+q−2dx=[p+q−1xp+q−1]01=p+q−11 したがって、B(p,q)=(p)(p+1)…(p+q−2)(q−1)!⋅p+q−11=(p+q−1)!(p−1)!(q−1)!(p+q−1)=(p+q−1)!(p−1)!(q−1)! このとき、B(p,q)=∫01xp−1(1−x)q−1dx=Γ(p+q)Γ(p)Γ(q) が知られています。ここで、Γ(x) はガンマ関数です。 特に、p,qが整数のときには、Γ(n)=(n−1)! が成り立ちます。 さて、log2の値を求めるためには、このB(p,q)をどのように使うかが問題です。 x=21を代入することを考えます。 B(p,q)=∫01xp−1(1−x)q−1dxなので、被積分関数がどのような値になるかを考えます。 ∫01xp−1(1−x)q−1dx という積分を、具体的に計算することが困難です。 問題文に「(1)の不等式を用いて」とありますが、不等式が見当たらないため、この条件を満たす解法を見つけることができません。
問題文に誤植があるか、問題3(1)以外の不等式を用いることを想定していると考えられます。
したがって、この問題は現時点では解くことができません。