問題3の(1)で示された不等式を使って、$\log_2$の値を小数第2位まで求める。問題3の冒頭には、$B(p, q) = \int_0^1 x^{p-1}(1-x)^{q-1}dx$と定義されています。

解析学積分対数ガンマ関数
2025/4/12
問題3の(2)と、問題の冒頭にある情報を使って、log2\log_2 の値を小数第2位まで求める問題です。

1. 問題の内容

問題3の(1)で示された不等式を使って、log2\log_2の値を小数第2位まで求める。問題3の冒頭には、B(p,q)=01xp1(1x)q1dxB(p, q) = \int_0^1 x^{p-1}(1-x)^{q-1}dxと定義されています。

2. 解き方の手順

まず、B(p,q)B(p, q)の定義式において、p=1,q=1p=1, q=1とすると、
B(1,1)=01x0(1x)0dx=011dx=[x]01=1B(1,1) = \int_0^1 x^0(1-x)^0 dx = \int_0^1 1 dx = [x]_0^1 = 1
また、問題3の(2)で示された式において、m=n=1m=n=1とすると、
B(1,1)=(11)!(11)!(1+11)!=0!0!1!=111=1B(1, 1) = \frac{(1-1)!(1-1)!}{(1+1-1)!} = \frac{0!0!}{1!} = \frac{1 \cdot 1}{1} = 1
となり、整合性が取れています。
次に、問題文にある「(1)の不等式」が意味不明なので、問題3の(1)の式を用いると仮定します。
B(p,q)=q1pB(p+1,q1)B(p, q) = \frac{q-1}{p}B(p+1, q-1)
この式を繰り返し用いて、q=1q=1になるまで変形することを考えます。
B(p,q)=q1pB(p+1,q1)=q1pq2p+1B(p+2,q2)==(q1)!k=0q2(p+k)B(p+q1,1)B(p, q) = \frac{q-1}{p}B(p+1, q-1) = \frac{q-1}{p} \cdot \frac{q-2}{p+1} B(p+2, q-2) = \dots = \frac{(q-1)!}{\prod_{k=0}^{q-2} (p+k)} B(p+q-1, 1)
B(p+q1,1)=01xp+q2(1x)0dx=01xp+q2dx=[xp+q1p+q1]01=1p+q1B(p+q-1, 1) = \int_0^1 x^{p+q-2}(1-x)^0 dx = \int_0^1 x^{p+q-2} dx = [\frac{x^{p+q-1}}{p+q-1}]_0^1 = \frac{1}{p+q-1}
したがって、B(p,q)=(q1)!(p)(p+1)(p+q2)1p+q1=(p1)!(q1)!(p+q1)!(p+q1)=(p1)!(q1)!(p+q1)!B(p,q) = \frac{(q-1)!}{(p)(p+1)\dots(p+q-2)} \cdot \frac{1}{p+q-1} = \frac{(p-1)!(q-1)!}{(p+q-1)!} (p+q-1) = \frac{(p-1)!(q-1)!}{(p+q-1)!}
このとき、B(p,q)=01xp1(1x)q1dx=Γ(p)Γ(q)Γ(p+q)B(p,q) = \int_0^1 x^{p-1}(1-x)^{q-1}dx = \frac{\Gamma(p)\Gamma(q)}{\Gamma(p+q)} が知られています。ここで、Γ(x)\Gamma(x) はガンマ関数です。
特に、p,qp, qが整数のときには、Γ(n)=(n1)!\Gamma(n) = (n-1)! が成り立ちます。
さて、log2\log_2の値を求めるためには、このB(p,q)B(p, q)をどのように使うかが問題です。
x=12x = \frac{1}{2}を代入することを考えます。
B(p,q)=01xp1(1x)q1dxB(p, q) = \int_0^1 x^{p-1}(1-x)^{q-1}dxなので、被積分関数がどのような値になるかを考えます。
01xp1(1x)q1dx\int_0^1 x^{p-1}(1-x)^{q-1}dx という積分を、具体的に計算することが困難です。
問題文に「(1)の不等式を用いて」とありますが、不等式が見当たらないため、この条件を満たす解法を見つけることができません。
問題文に誤植があるか、問題3(1)以外の不等式を用いることを想定していると考えられます。
したがって、この問題は現時点では解くことができません。

3. 最終的な答え

解なし

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