(3) 2直線 $\frac{x-2}{-2} = \frac{y+2}{6} = \frac{z}{4}$ と $\frac{x-2}{3} = \frac{y+2}{-2} = z+1$ のなす角を求めよ。 (4) 点 (1, 2, -2) を通り、ベクトル $\vec{n} = (5, 4, -6)$ に垂直な平面の方程式を求めよ。 (5) 点 (0, 1, -3) を通り、直線 $\frac{x-2}{-2} = y-3 = \frac{z}{7}$ に垂直な平面の方程式を求めよ。 (6) 点 (3, -1, 1) を通り、平面 $2x + y + 2z = 3$ に平行な平面の方程式を求めよ。

幾何学ベクトル空間ベクトル直線平面なす角法線ベクトル平面の方程式
2025/4/13

1. 問題の内容

(3) 2直線 x22=y+26=z4\frac{x-2}{-2} = \frac{y+2}{6} = \frac{z}{4}x23=y+22=z+1\frac{x-2}{3} = \frac{y+2}{-2} = z+1 のなす角を求めよ。
(4) 点 (1, 2, -2) を通り、ベクトル n=(5,4,6)\vec{n} = (5, 4, -6) に垂直な平面の方程式を求めよ。
(5) 点 (0, 1, -3) を通り、直線 x22=y3=z7\frac{x-2}{-2} = y-3 = \frac{z}{7} に垂直な平面の方程式を求めよ。
(6) 点 (3, -1, 1) を通り、平面 2x+y+2z=32x + y + 2z = 3 に平行な平面の方程式を求めよ。

2. 解き方の手順

(3) 2直線の方向ベクトルをそれぞれ a=(2,6,4)\vec{a} = (-2, 6, 4)b=(3,2,1)\vec{b} = (3, -2, 1) とする。2直線のなす角 θ\theta は、
cosθ=abab\cos \theta = \frac{|\vec{a} \cdot \vec{b}|}{|\vec{a}||\vec{b}|}
で与えられる。
ab=(2)(3)+(6)(2)+(4)(1)=612+4=14\vec{a} \cdot \vec{b} = (-2)(3) + (6)(-2) + (4)(1) = -6 - 12 + 4 = -14
a=(2)2+62+42=4+36+16=56=214|\vec{a}| = \sqrt{(-2)^2 + 6^2 + 4^2} = \sqrt{4 + 36 + 16} = \sqrt{56} = 2\sqrt{14}
b=32+(2)2+12=9+4+1=14|\vec{b}| = \sqrt{3^2 + (-2)^2 + 1^2} = \sqrt{9 + 4 + 1} = \sqrt{14}
cosθ=1421414=14214=12\cos \theta = \frac{|-14|}{2\sqrt{14}\sqrt{14}} = \frac{14}{2 \cdot 14} = \frac{1}{2}
したがって、θ=π3\theta = \frac{\pi}{3} (または 6060^\circ)
(4) 平面の方程式は ax+by+cz=dax + by + cz = d の形で表され、法線ベクトルが (a,b,c)(a, b, c) である。
与えられた法線ベクトルは n=(5,4,6)\vec{n} = (5, 4, -6) なので、5x+4y6z=d5x + 4y - 6z = d と表せる。
この平面は点 (1, 2, -2) を通るので、
5(1)+4(2)6(2)=d5(1) + 4(2) - 6(-2) = d
5+8+12=d5 + 8 + 12 = d
d=25d = 25
したがって、平面の方程式は 5x+4y6z=255x + 4y - 6z = 25
(5) 直線 x22=y3=z7\frac{x-2}{-2} = y-3 = \frac{z}{7} の方向ベクトルは v=(2,1,7)\vec{v} = (-2, 1, 7) である。
この直線に垂直な平面の法線ベクトルは v\vec{v} と平行なので、平面の方程式は 2x+y+7z=d-2x + y + 7z = d と表せる。
この平面は点 (0, 1, -3) を通るので、
2(0)+1(1)+7(3)=d-2(0) + 1(1) + 7(-3) = d
121=d1 - 21 = d
d=20d = -20
したがって、平面の方程式は 2x+y+7z=20-2x + y + 7z = -20
(6) 平面 2x+y+2z=32x + y + 2z = 3 に平行な平面の方程式は 2x+y+2z=d2x + y + 2z = d と表せる。
この平面は点 (3, -1, 1) を通るので、
2(3)+(1)+2(1)=d2(3) + (-1) + 2(1) = d
61+2=d6 - 1 + 2 = d
d=7d = 7
したがって、平面の方程式は 2x+y+2z=72x + y + 2z = 7

3. 最終的な答え

(3) π3\frac{\pi}{3} (または 6060^\circ)
(4) 5x+4y6z=255x + 4y - 6z = 25
(5) 2x+y+7z=20-2x + y + 7z = -20
(6) 2x+y+2z=72x + y + 2z = 7

「幾何学」の関連問題

図に示された $x$, $y$, $z$ の値を求める問題です。ただし、図(3)において、線分ADは点Dにおける円の接線です。

円周角の定理接線内接四角形相似
2025/4/15

一辺の長さが2の正三角形ABCにおいて、辺AB, AC上にそれぞれ点P, Qを取り、辺BCに下ろした垂線の足をR, Sとする。BR = x としたとき、長方形PRSQの面積Tをxで表し、Tの最大値を求...

正三角形面積最大値三角比二次関数
2025/4/15

一辺の長さが2の正三角形ABCにおいて、辺AB, AC上に点P, Qをそれぞれ取り、辺BCに下ろした垂線の足をR, Sとする。BR = xとしたとき、長方形PRSQの面積Tをxを用いて表す問題です。

正三角形面積直角三角形三角比長方形
2025/4/15

$0 \le \alpha < 2\pi$, $0 \le \beta < 2\pi$, $0 \le \gamma < 2\pi$ のとき、以下の式を $\cos \alpha$, $\cos \b...

三角関数加法定理和積の公式
2025/4/15

図のような正方形M(一辺4cm)と長方形S,T(それぞれ縦4cm, 横4cm)がある。SとTの間は2cm空いている。MはSに接した状態から毎秒1cmの速さで移動する。動き始めてからx秒後のMとS、Mと...

面積正方形長方形移動関数グラフ
2025/4/15

右図において、点Aはy軸上にあり、点B, C, E, Fはx軸上にある。EO = OFである。点D, Gはそれぞれ線分AB, AC上にある。四角形DEFGは正方形である。点Aの座標は(0, 5)、点B...

座標平面直線正方形方程式グラフ
2025/4/15

点A(8, 4)を通り、傾きが$a$の直線$l$がある。直線$l$と$x$軸、$y$軸の交点をそれぞれB, Cとする。 (1) $a = 1$のとき、点B, Cの座標を求める。 (2) 点Cの座標が(...

直線座標傾きx軸y軸方程式
2025/4/15

実数 $a, b$ に対して、3つの直線 $l: x+y=0$, $l_1: ax+y=2a+2$, $l_2: bx+y=2b+2$ が与えられている。 (1) 直線 $l_1$ が $a$ の値に...

直線交点三角形連立方程式
2025/4/15

直角三角形ABCにおいて、$\angle C = 90^\circ$, $BC = 4cm$, $AC = 8cm$であるとき、辺ABの長さを求めよ。

直角三角形ピタゴラスの定理三平方の定理辺の長さ
2025/4/15

テープから切り取られた2つの三角形(「あ」と「い」)の面積について、どちらが大きいか、等しいか、またはこのままでは比較できないかを判断する問題です。三角形「あ」は底辺3.2cm、他の2辺が3.4cmの...

三角形面積ピタゴラスの定理二等辺三角形
2025/4/15