加法定理を用いて、$\tan 105^\circ$ の値を求める問題です。

幾何学三角関数加法定理tan角度
2025/4/13

1. 問題の内容

加法定理を用いて、tan105\tan 105^\circ の値を求める問題です。

2. 解き方の手順

まず、105105^\circ を既知の角度の和または差で表します。ここでは、105=60+45105^\circ = 60^\circ + 45^\circ とします。
tan(A+B)\tan (A+B) の加法定理は次の通りです。
tan(A+B)=tanA+tanB1tanAtanB\tan(A+B) = \frac{\tan A + \tan B}{1 - \tan A \tan B}
この公式に A=60A = 60^\circ, B=45B = 45^\circ を代入します。
tan60=3\tan 60^\circ = \sqrt{3} であり、 tan45=1\tan 45^\circ = 1 であることを利用します。
tan105=tan(60+45)=tan60+tan451tan60tan45=3+1131=3+113\tan 105^\circ = \tan(60^\circ + 45^\circ) = \frac{\tan 60^\circ + \tan 45^\circ}{1 - \tan 60^\circ \tan 45^\circ} = \frac{\sqrt{3} + 1}{1 - \sqrt{3} \cdot 1} = \frac{\sqrt{3} + 1}{1 - \sqrt{3}}
分母を有理化するために、分母・分子に (1+3)(1 + \sqrt{3}) を掛けます。
tan105=(3+1)(1+3)(13)(1+3)=3+3+1+313=23+42=32=23\tan 105^\circ = \frac{(\sqrt{3} + 1)(1 + \sqrt{3})}{(1 - \sqrt{3})(1 + \sqrt{3})} = \frac{\sqrt{3} + 3 + 1 + \sqrt{3}}{1 - 3} = \frac{2\sqrt{3} + 4}{-2} = -\sqrt{3} - 2 = -2 - \sqrt{3}

3. 最終的な答え

tan105=23\tan 105^\circ = -2 - \sqrt{3}

「幾何学」の関連問題

円に内接する四角形ABCDにおいて、対角線の交点をEとする。AE = x, BE = 8, CE = 7, DE = 5であるとき、xの値を求める。

四角形内接方べきの定理
2025/4/15

半径20cmの円を4等分した扇形と、元の円の半径を直径とする円を組み合わせた図形に関する問題です。 (1) 色のついた円の面積を求める。 (2) 太線で囲まれた部分の面積を求める。 (3) 太線部分の...

扇形面積円周図形
2025/4/15

図に示された $x$, $y$, $z$ の値を求める問題です。ただし、図(3)において、線分ADは点Dにおける円の接線です。

円周角の定理接線内接四角形相似
2025/4/15

一辺の長さが2の正三角形ABCにおいて、辺AB, AC上にそれぞれ点P, Qを取り、辺BCに下ろした垂線の足をR, Sとする。BR = x としたとき、長方形PRSQの面積Tをxで表し、Tの最大値を求...

正三角形面積最大値三角比二次関数
2025/4/15

一辺の長さが2の正三角形ABCにおいて、辺AB, AC上に点P, Qをそれぞれ取り、辺BCに下ろした垂線の足をR, Sとする。BR = xとしたとき、長方形PRSQの面積Tをxを用いて表す問題です。

正三角形面積直角三角形三角比長方形
2025/4/15

$0 \le \alpha < 2\pi$, $0 \le \beta < 2\pi$, $0 \le \gamma < 2\pi$ のとき、以下の式を $\cos \alpha$, $\cos \b...

三角関数加法定理和積の公式
2025/4/15

図のような正方形M(一辺4cm)と長方形S,T(それぞれ縦4cm, 横4cm)がある。SとTの間は2cm空いている。MはSに接した状態から毎秒1cmの速さで移動する。動き始めてからx秒後のMとS、Mと...

面積正方形長方形移動関数グラフ
2025/4/15

右図において、点Aはy軸上にあり、点B, C, E, Fはx軸上にある。EO = OFである。点D, Gはそれぞれ線分AB, AC上にある。四角形DEFGは正方形である。点Aの座標は(0, 5)、点B...

座標平面直線正方形方程式グラフ
2025/4/15

点A(8, 4)を通り、傾きが$a$の直線$l$がある。直線$l$と$x$軸、$y$軸の交点をそれぞれB, Cとする。 (1) $a = 1$のとき、点B, Cの座標を求める。 (2) 点Cの座標が(...

直線座標傾きx軸y軸方程式
2025/4/15

実数 $a, b$ に対して、3つの直線 $l: x+y=0$, $l_1: ax+y=2a+2$, $l_2: bx+y=2b+2$ が与えられている。 (1) 直線 $l_1$ が $a$ の値に...

直線交点三角形連立方程式
2025/4/15