与えられた2次方程式 $x^2+ax+a-3=0$ が $x=1$ を解に持つとき、$a$ の値を求め、連立不等式 $\begin{cases} 3x+4>x+b \\ -x+b>x-3 \end{cases}$ の解を $b$ を用いて表す。さらに、2次方程式の2つの解がともに連立不等式を満たすとき、$b$ の取りうる値の範囲を求める。

代数学二次方程式連立不等式解の範囲
2025/4/13

1. 問題の内容

与えられた2次方程式 x2+ax+a3=0x^2+ax+a-3=0x=1x=1 を解に持つとき、aa の値を求め、連立不等式 {3x+4>x+bx+b>x3\begin{cases} 3x+4>x+b \\ -x+b>x-3 \end{cases} の解を bb を用いて表す。さらに、2次方程式の2つの解がともに連立不等式を満たすとき、bb の取りうる値の範囲を求める。

2. 解き方の手順

(1)
x=1x=1x2+ax+a3=0x^2+ax+a-3=0 に代入する。
12+a(1)+a3=01^2+a(1)+a-3=0
1+a+a3=01+a+a-3=0
2a2=02a-2=0
2a=22a=2
a=1a=1
したがって、2次方程式は x2+x2=0x^2+x-2=0 となる。
この式を因数分解すると、
(x+2)(x1)=0(x+2)(x-1)=0
解は x=2,1x=-2, 1 である。
a=1a=1 を連立不等式に代入する。
{3x+4>x+bx+b>x3\begin{cases} 3x+4>x+b \\ -x+b>x-3 \end{cases}
整理すると、
{2x>b42x<b+3\begin{cases} 2x>b-4 \\ 2x<b+3 \end{cases}
{x>b42x<b+32\begin{cases} x>\frac{b-4}{2} \\ x<\frac{b+3}{2} \end{cases}
よって、連立不等式の解は b42<x<b+32\frac{b-4}{2}<x<\frac{b+3}{2}
(2)
2次方程式 x2+x2=0x^2+x-2=0 の解は x=2,1x=-2, 1 である。
これらがともに {3x+4>x+bx+b>x3\begin{cases} 3x+4>x+b \\ -x+b>x-3 \end{cases} を満たすとき、
b42<2\frac{b-4}{2}<-2 かつ b+32>2\frac{b+3}{2}>-2 より
b4<4b-4<-4 かつ b+3>4b+3>-4
b<0b<0 かつ b>7b>-7
また、
b42<1\frac{b-4}{2}<1 かつ b+32>1\frac{b+3}{2}>1 より
b4<2b-4<2 かつ b+3>2b+3>2
b<6b<6 かつ b>1b>-1
したがって、1<b<0-1<b<0 が求める範囲である。

3. 最終的な答え

(1) a=1a=1, 連立不等式の解は b42<x<b+32\frac{b-4}{2}<x<\frac{b+3}{2}
(2) 1<b<0-1<b<0

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