関数 f(x) が x=a で連続であるとは、以下の3つの条件がすべて満たされることです。 (1) f(a) が定義されている。 (2) 極限値 limx→af(x) が存在する。 (3) limx→af(x)=f(a) である。 この問題では、f(x)=∣x∣、a=0 です。 (1) f(0)=∣0∣=0 なので、f(0) は定義されています。 (2) 極限値を調べます。絶対値関数なので、左極限と右極限を調べる必要があります。
- 右極限:limx→0+∣x∣=limx→0+x=0 - 左極限:limx→0−∣x∣=limx→0−−x=0 右極限と左極限が一致するので、極限値 limx→0∣x∣=0 が存在します。 (3) limx→0∣x∣=0=f(0) なので、条件 (3) も満たされています。 したがって、y=∣x∣ は x=0 で連続です。