$\theta$ の範囲が $0 \le \theta \le \pi$ のとき、方程式 $\sin\theta + \cos\theta - \cos\theta = k$ の解の個数を $k$ の値によって分類する問題です。つまり、方程式 $\sin\theta = k$ の解の個数を $k$ の範囲に応じて求めます。

解析学三角関数方程式解の個数sin関数
2025/4/14

1. 問題の内容

θ\theta の範囲が 0θπ0 \le \theta \le \pi のとき、方程式 sinθ+cosθcosθ=k\sin\theta + \cos\theta - \cos\theta = k の解の個数を kk の値によって分類する問題です。つまり、方程式 sinθ=k\sin\theta = k の解の個数を kk の範囲に応じて求めます。

2. 解き方の手順

まず、与えられた方程式を簡単にします。
sinθ+cosθcosθ=k\sin\theta + \cos\theta - \cos\theta = k
sinθ=k\sin\theta = k
次に、θ\theta の範囲 0θπ0 \le \theta \le \pi における sinθ\sin\theta のグラフを考えます。
sinθ\sin\theta0θπ0 \le \theta \le \pi において、00 から 11 まで増加し、11 から 00 まで減少します。
したがって、0k10 \le k \le 1 の範囲で解の個数が変化します。
* k<0k < 0 のとき、解は存在しません。
* k=0k = 0 のとき、sinθ=0\sin\theta = 0 となるのは θ=0,π\theta = 0, \pi の2つの解を持ちます。
* 0<k<10 < k < 1 のとき、sinθ=k\sin\theta = k となるのは 0<θ<π/20 < \theta < \pi/2π/2<θ<π\pi/2 < \theta < \pi に1つずつ存在するため、解は2つです。
* k=1k = 1 のとき、sinθ=1\sin\theta = 1 となるのは θ=π/2\theta = \pi/2 の1つの解を持ちます。
* k>1k > 1 のとき、解は存在しません。

3. 最終的な答え

* k<0k < 0 または k>1k > 1 のとき、解の個数は 00 個。
* k=0k = 0 のとき、解の個数は 22 個。
* 0<k<10 < k < 1 のとき、解の個数は 22 個。
* k=1k = 1 のとき、解の個数は 11 個。

「解析学」の関連問題

与えられた関数 $y = \frac{1}{(2x+1)^4}$ の導関数を求めます。

微分導関数合成関数の微分チェーンルール関数
2025/4/15

関数 $y = (3x+2)^4$ の導関数を求める。

微分導関数合成関数の微分チェーンルール
2025/4/15

与えられた関数 $y = \frac{1}{(2x^3+1)^3}$ の導関数を求める問題です。この関数は、$y = \frac{1}{u^3}$ と $u = 2x^3 + 1$ の合成関数として与...

導関数微分連鎖律合成関数
2025/4/15

関数 $y = \frac{1}{2x^2 - 1}$ を微分せよ。

微分導関数商の微分法合成関数
2025/4/15

関数 $y = \frac{1}{\sqrt{x}}$ の微分を求めます。

微分関数の微分べき乗の微分ルート
2025/4/15

与えられた曲線上の点Aにおける接線と法線の方程式を求める問題です。 (1) $y^2 = -8x$, A(-2, -4)における接線と法線の方程式を求めます。 (2) $\frac{x^2}{4} ...

微分接線法線陰関数二次曲線
2025/4/15

数学的帰納法を用いて、関数 $x^n$ の導関数が $nx^{n-1}$ であることを証明する過程の一部です。$n=k$ のときに成り立つと仮定し、$n=k+1$ のときにも成り立つことを示すことで、...

微分数学的帰納法導関数積の微分
2025/4/15

与えられた曲線上の点Aにおける接線と法線の方程式を求める問題です。2つの小問があります。 (1) 曲線 $y^2 = -8x$ 上の点 $A(-1, -2\sqrt{2})$ (2) 曲線 $\fra...

微分接線法線陰関数微分
2025/4/15

画像には $Lne =$ と書かれています。この式を解き、$Lne$ の値を求めます。ただし、$e$ は自然対数の底(ネイピア数)を表し、$L$ は自然対数(底が$e$の対数)を表すものとします。つま...

対数自然対数ネイピア数ln
2025/4/15

与えられた式 $\log_e e^5 + \log_e e^{100}$ の値を計算します。

対数指数関数計算
2025/4/15