一辺の長さが9cmの正方形ABCDがある。頂点Cが辺AD上にくるように線分MNで折り、AMとBCの交点をEとする。 (1) ∠CND = 40°のとき、∠CNMの大きさを求めなさい。 (2) △AEC ∽ △DCN であることを証明しなさい。
2025/4/13
はい、承知いたしました。問題を解いていきましょう。
1. 問題の内容
一辺の長さが9cmの正方形ABCDがある。頂点Cが辺AD上にくるように線分MNで折り、AMとBCの交点をEとする。
(1) ∠CND = 40°のとき、∠CNMの大きさを求めなさい。
(2) △AEC ∽ △DCN であることを証明しなさい。
2. 解き方の手順
(1) ∠CNMの大きさの計算
線分MNで折っているので、∠CNM = ∠MNCとなる。また、∠MND = ∠MNC + ∠CNDである。
∠MND = 90°であるから、
∠CND = 40°を代入すると、
∠CNM = ∠MNCであるから、∠CNM = 50°
(2) △AEC ∽ △DCNの証明
△AECと△DCNにおいて、
∠EAC = ∠NDC = 90° …①
正方形を折り返しているので、CN = AC …②
∠ACN = αとおくと、∠ECD = ∠ACD - ∠ACN = 90 - α
また、∠CAE = ∠B - ∠AEC = 90 - ∠AECである。
ここで∠AEC = ∠MEN(対頂角)であり、∠MEN + ∠CMN = 180度である。
線分MNは折り返した線であるから、CM = 90 - ∠CMN = 180度であり∠CMN = ∠CNM。
したがって∠AEC = 180 - ∠CNM。
(1)より∠CNM = 50°であるので∠AEC = 180 - 50 = 130度
したがって∠CAE = 90 - ∠AEC = 90 - 130 = -40度。
これは明らかに間違いであるので∠AECの考え方を修正する。
ここで線分MNで折り返すと、∠MNCと∠CNMは等しくなることを利用する。
△DCNは直角三角形であり、∠CDN = 90°、∠CND = 40°なので、∠DCN = 180 - 90 - 40 = 50°
正方形ABCDにおいて、∠A= ∠B= ∠C= ∠D= 90°
△AECにおいて∠A = 90°である。
∠AEC = 90° - 50° = 40°であるので
∠ACE = 180 - (90 + 40) = 50°
△AECにおいて、
∠EAC = 90°
∠ACE = 50°
△DCNにおいて
∠NDC = 90°
∠DCN = 50°
したがって、二角がそれぞれ等しいので△AEC ∽ △DCNである。
3. 最終的な答え
(1) ∠CNM = 50°
(2) △AEC ∽ △DCN (証明は上記参照)