不等式 $|a+b| \le |a| + |b|$ が成り立つことを示し、等号が成り立つ条件を求める問題です。 $\left( |a| + |b| \right)^2 - (a+b)^2 = 2(\boxed{8} - \boxed{9}) \ge 0$ となるような選択肢を選び、等号成立条件である $\boxed{10} \ge 0$ となるような選択肢を選びます。

代数学不等式絶対値証明
2025/4/13

1. 問題の内容

不等式 a+ba+b|a+b| \le |a| + |b| が成り立つことを示し、等号が成り立つ条件を求める問題です。
(a+b)2(a+b)2=2(89)0\left( |a| + |b| \right)^2 - (a+b)^2 = 2(\boxed{8} - \boxed{9}) \ge 0 となるような選択肢を選び、等号成立条件である 100\boxed{10} \ge 0 となるような選択肢を選びます。

2. 解き方の手順

まず、(a+b)2\left(|a| + |b|\right)^2(a+b)2(a+b)^2 を展開します。
(a+b)2=a2+2ab+b2=a2+2ab+b2\left(|a| + |b|\right)^2 = |a|^2 + 2|a||b| + |b|^2 = a^2 + 2|ab| + b^2
(a+b)2=a2+2ab+b2(a+b)^2 = a^2 + 2ab + b^2
これらの式を問題文の式に代入します。
(a+b)2(a+b)2=(a2+2ab+b2)(a2+2ab+b2)=2ab2ab\left(|a| + |b|\right)^2 - (a+b)^2 = (a^2 + 2|ab| + b^2) - (a^2 + 2ab + b^2) = 2|ab| - 2ab
したがって、 (a+b)2(a+b)2=2(abab)0\left(|a| + |b|\right)^2 - (a+b)^2 = 2(|ab| - ab) \ge 0 となります。
これは abab|ab| \ge ab であることから成り立ちます。
選択肢の中から 8\boxed{8}9\boxed{9} に入るものを選ぶと、
(a+b)2(a+b)2=2(abab)0\left(|a| + |b|\right)^2 - (a+b)^2 = 2(\boxed{|ab|} - \boxed{ab}) \ge 0 なので、
8\boxed{8}ab|ab| で、選択肢の①。
9\boxed{9}abab で、選択肢の②。
等号が成り立つのは、 a+b=a+b|a+b| = |a| + |b| のときです。
これは、a+b0a+b \ge 0 かつ a,ba,b が同符号のときに成り立ちます。
つまり、ab0ab \ge 0 のときです。
選択肢の中から 100\boxed{10} \ge 0 に入るものを選ぶと、ab0ab \ge 0 なので、
10\boxed{10}abab で、選択肢の②。

3. 最終的な答え

8\boxed{8}: ①
9\boxed{9}: ②
10\boxed{10}: ②

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