長さが6cmの線分ABを直径とする円Oがある。半径OA上にAC=2cmとなる点Cをとる。AB上にDB=DCとなる点Dをとり、直線DCと円Oとの交点のうち点Dと異なる点をEとする。 (1) △ACE∽△DCBであることを証明せよ。 (2) △DCBの面積を求めよ。 (3) 線分CEの長さを求めよ。

幾何学相似三平方の定理面積
2025/4/13
はい、承知いたしました。数学の問題を解いていきます。

1. 問題の内容

長さが6cmの線分ABを直径とする円Oがある。半径OA上にAC=2cmとなる点Cをとる。AB上にDB=DCとなる点Dをとり、直線DCと円Oとの交点のうち点Dと異なる点をEとする。
(1) △ACE∽△DCBであることを証明せよ。
(2) △DCBの面積を求めよ。
(3) 線分CEの長さを求めよ。

2. 解き方の手順

(1) △ACE∽△DCBの証明
* ∠Aと∠Dは、ともに弧BEに対する円周角なので、∠A=∠D。
* DB=DCより、△DCBは二等辺三角形なので、∠DCB=∠DBC。
* ∠Eと∠DBCは、ともに弧CEに対する円周角なので、∠E=∠DBC。
* よって、∠DCB=∠E。
* したがって、2組の角がそれぞれ等しいので、△ACE∽△DCB。
(2) △DCBの面積
* 円の半径はAB/2 = 6/2 = 3cm。
* CO = AO - AC = 3 - 2 = 1cm。
* DO = 半径なので、DO = 3cm。
* △CODにおいて、CO=1cm, DO=3cm, CD=DBなので、三平方の定理を用いて、CD = DBを求める。
* 点Dから線分ABに垂線DFを下ろす。△DFOと△DCOは相似。
* △DFO∽△DCOより、DF/DO = CO/CDの関係が成り立つ。
* △DCBの面積 = 1/2 * DB * DF。
次に具体的な値を計算します。
OD=3, OB=3, OC=1 なので、CB = OB-OC = 3-1 =2。
DC = DB なので、△DCBは二等辺三角形。仮にDC=xとすると、DB=x。
この時、OB=3なので、CB=DB-CBとなるため、DB = DC = 3。
点DからABに垂線DFを下ろすと、△DFOについて、三平方の定理より、DF2+OF2=OD2DF^2 + OF^2 = OD^2
また、OF=OB-FBとなる。DB=DCなので、△DCBは二等辺三角形であり、DFは△DCBの頂点Dから底辺CBに下ろした垂線のため、CBの中点をFとすると、CF=FB=CB/2=1。
したがって、OF=OB-FB = 3-1 =2。
よって、DF=OD2OF2\sqrt{OD^2 - OF^2}=3222\sqrt{3^2 - 2^2}=5\sqrt{5}
△DCBの面積 = 1/2 * CB * DF = 1/2 * 2 * 5\sqrt{5} = 5\sqrt{5} cm2^2
(3) 線分CEの長さ
* △ACE∽△DCBより、AC:DC = CE:CB。
* AC=2, DC=5\sqrt{5}, CB=2なので、CE = (AC*CB)/DC = (2*2)/5\sqrt{5} = 4/5\sqrt{5} = (45\sqrt{5})/5。

3. 最終的な答え

(1) △ACE∽△DCB (証明は上記参照)
(2) △DCBの面積: 5\sqrt{5} cm2^2
(3) CEの長さ: (45\sqrt{5})/5 cm

「幾何学」の関連問題

問題は、円の性質、角の二等分線の性質、方べきの定理、メネラウスの定理などを用いて、線分の長さや比、面積を求める問題です。 (1) $\triangle ABC$ において、$AC = 5$, $AB ...

角の二等分線方べきの定理メネラウスの定理三平方の定理相似
2025/4/14

座標平面上の3点 $A(0, 3)$、$B(0, 2)$と $x$ 軸上の点 $P(x, 0)$を考える。$0 \le \angle APB \le \pi$ の条件のもとで、$\angle APB$...

座標平面角度接線
2025/4/14

問題10は、直方体を二つに分けてできた三角柱に関する問題で、以下の2つの問いに答える必要があります。 (1) 辺ABとねじれの位置にある辺をすべて答える。 (2) 面ABCと垂直な面をすべて答える。 ...

空間図形三角柱ねじれの位置円錐体積表面積
2025/4/14

問題8は、合同な二等辺三角形が組み合わされた図形に関する2つの問題です。 (1) $\triangle AOH$ を直線CGを対称の軸として対称移動させたときに重なる三角形を答える。 (2) $\tr...

合同二等辺三角形対称移動回転移動
2025/4/14

三角形ABCにおいて、$AB=26$, $BC=18$, $AC=10$である。角Aの二等分線と辺BCの交点をDとする。このとき、線分BDの長さを求めよ。

三角形角の二等分線角の二等分線の定理相似
2025/4/14

三角形ABCにおいて、$AB=26$, $BC=24$, $AC=10$である。角Aの二等分線と辺BCの交点をDとするとき、$BD:DC$を求めよ。

幾何三角形角の二等分線
2025/4/14

三角形ABCにおいて、$AB = 20$, $BC = 16$, $AC = 12$である。角Aの二等分線と辺BCの交点をDとするとき、線分BDの長さを求めよ。

三角形角の二等分線線分の長さ
2025/4/14

三角形ABCにおいて、$AB = 12$, $BC = 14$, $AC = 9$である。角Aの二等分線と辺BCの交点をDとする。線分BDの長さを求めよ。

三角形角の二等分線角の二等分線の定理
2025/4/14

三角形ABCにおいて、$AB=5$, $BC=3$, $AC=4$である。角Aの外角の二等分線と辺BCの延長との交点をDとする。線分BDの長さを求めよ。

三角形外角の二等分線相似
2025/4/14

三角形ABCにおいて、AB=8, BC=10, AC=4である。角Aの二等分線と辺BCの交点をDとする。このとき、BD:DCを求めよ。

幾何三角形角の二等分線
2025/4/14