放物線 $y = \frac{1}{2}x^2$ と直線 $l$ が2点A, Bで交わっており、A, Bのx座標がそれぞれ-1, 5である。Oを原点とし、四角形AOPQが長方形になるように、放物線上に点Pを、直線 $l$ 上に点Qをとる。 (1) 2点A, Bの座標と直線 $l$ の方程式を求める。 (2) 点P, Qの座標を求める。

幾何学放物線直線座標長方形方程式
2025/4/13

1. 問題の内容

放物線 y=12x2y = \frac{1}{2}x^2 と直線 ll が2点A, Bで交わっており、A, Bのx座標がそれぞれ-1, 5である。Oを原点とし、四角形AOPQが長方形になるように、放物線上に点Pを、直線 ll 上に点Qをとる。
(1) 2点A, Bの座標と直線 ll の方程式を求める。
(2) 点P, Qの座標を求める。

2. 解き方の手順

(1)
点Aのx座標は-1なので、放物線 y=12x2y = \frac{1}{2}x^2 に代入すると、
y=12(1)2=12y = \frac{1}{2}(-1)^2 = \frac{1}{2}
よって、Aの座標は (1,12)(-1, \frac{1}{2})
点Bのx座標は5なので、放物線 y=12x2y = \frac{1}{2}x^2 に代入すると、
y=12(5)2=252y = \frac{1}{2}(5)^2 = \frac{25}{2}
よって、Bの座標は (5,252)(5, \frac{25}{2})
直線 ll の式を y=ax+by = ax + b とおく。
点A, Bを通るので、以下の連立方程式が成り立つ。
12=a+b\frac{1}{2} = -a + b
252=5a+b\frac{25}{2} = 5a + b
これを解くと、
6a=25212=242=126a = \frac{25}{2} - \frac{1}{2} = \frac{24}{2} = 12
a=2a = 2
b=12+a=12+2=52b = \frac{1}{2} + a = \frac{1}{2} + 2 = \frac{5}{2}
よって、直線 ll の方程式は y=2x+52y = 2x + \frac{5}{2}
(2)
四角形AOPQが長方形になるので、点Pのx座標は点Aのx座標と同じ-1である。
点Pは放物線上にあるので、点Pのy座標は 12(1)2=12\frac{1}{2}(-1)^2 = \frac{1}{2} である。
したがって、点Pの座標は (1,12)(-1, \frac{1}{2}) である。
四角形AOPQが長方形になるので、点Qのx座標は点Oと点Pの距離に等しく、原点O(0, 0)から点P(-1, 1/2)までの距離は1。したがって点Qのx座標は-1となる。
点Qは直線 ll 上にあるので、直線 ll の式に x=1x = -1 を代入すると、
y=2(1)+52=2+52=12y = 2(-1) + \frac{5}{2} = -2 + \frac{5}{2} = \frac{1}{2}
したがって、点Qの座標は (1,12)(-1, \frac{1}{2}) である。
これはPとQが一致してしまっているため、問題文を注意深く読み直すと、四角形AOPQは長方形なので、Pのx座標とQのx座標は等しくなければならない。点Pのx座標はAのx座標と同じなのでPのx座標は-1である。よって、点Qのx座標も-1である。
点Qは直線 ll 上にあるので、点Qのy座標はy=2(5)+52=10+52=252y = 2(5) + \frac{5}{2} = 10 + \frac{5}{2} = \frac{25}{2}。よってQの座標は (5,252)(5, \frac{25}{2})
しかし、これも条件を満たしていない。問題文の条件をもう一度確認すると、四角形AOPQが長方形となるように点Pを放物線上に、点Qを直線上にとるとなっている。したがって、線分AOと線分PQは平行でなければならない。また、線分APと線分OQは平行でなければならない。
点Pのx座標は、点Bのx座標と同じ値になるので5である。点Pは放物線上に存在するので、点Pのy座標は12(5)2=252\frac{1}{2}(5)^2 = \frac{25}{2}である。したがって、点Pの座標は(5,252)(5, \frac{25}{2})である。
点Qのy座標は点Aのy座標と同じ値になるので12\frac{1}{2}である。点Qは直線ll上に存在するので、12=2x+52\frac{1}{2} = 2x + \frac{5}{2}。したがって、2x=1252=22x = \frac{1}{2} - \frac{5}{2} = -2となり、x=1x = -1となる。したがって点Qの座標は(1,12)(-1, \frac{1}{2})となる。

3. 最終的な答え

(1) Aの座標: (1,12)(-1, \frac{1}{2})、Bの座標: (5,252)(5, \frac{25}{2})、直線 ll の方程式: y=2x+52y = 2x + \frac{5}{2}
(2) Pの座標: (5,252)(5, \frac{25}{2})、Qの座標: (1,12)(-1, \frac{1}{2})

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