次の3つの等式が成り立つことを証明します。 (1) ${}_nC_0 - \frac{{}_nC_1}{2} + \frac{{}_nC_2}{2^2} - \dots + (-1)^n \frac{{}_nC_n}{2^n} = \frac{1}{2^n}$ (2) $n$ が奇数のとき、${}_nC_0 + {}_nC_2 + \dots + {}_nC_{n-1} = {}_nC_1 + {}_nC_3 + \dots + {}_nC_n = 2^{n-1}$ (3) $n$ が偶数のとき、${}_nC_0 + {}_nC_2 + \dots + {}_nC_n = {}_nC_1 + {}_nC_3 + \dots + {}_nC_{n-1} = 2^{n-1}$
2025/4/13
1. 問題の内容
次の3つの等式が成り立つことを証明します。
(1)
(2) が奇数のとき、
(3) が偶数のとき、
2. 解き方の手順
(1) 二項定理 を利用します。
を代入すると、
よって、 が成り立ちます。
(2) 二項定理 を利用します。
を代入すると、
を代入すると、
上の式と下の式を足すと、
上の式と下の式を引くと、
が奇数のとき、 は偶数なので、 となり、 となります。
(3) が偶数のとき、 は偶数なので、 となり、 となります。
3. 最終的な答え
(1)
(2) が奇数のとき、
(3) が偶数のとき、