ある電力会社の電気料金プランAとBがあり、それぞれの基本料金と使用量ごとの料金が表で与えられています。また、プランAにおける電気使用量と電気料金の関係がグラフで示されています。問題は以下の2つです。 (1) Aプランで1か月の電気料金が7000円のときの電気使用量を求める。 (2) AプランよりもBプランの方が安くなる電気使用量の範囲を求める。
2025/4/13
1. 問題の内容
ある電力会社の電気料金プランAとBがあり、それぞれの基本料金と使用量ごとの料金が表で与えられています。また、プランAにおける電気使用量と電気料金の関係がグラフで示されています。問題は以下の2つです。
(1) Aプランで1か月の電気料金が7000円のときの電気使用量を求める。
(2) AプランよりもBプランの方が安くなる電気使用量の範囲を求める。
2. 解き方の手順
(1) Aプランの電気料金が7000円のときの電気使用量を求めます。
まず、Aプランの基本料金は2000円なので、使用量に応じてかかる料金は 円です。
150kWhまでの料金は1kWhあたり20円なので、 円です。
したがって、150kWhを超えた分の料金は 円です。
150kWhを超えた分は1kWhあたり25円なので、 kWhです。
したがって、電気使用量は kWhです。
(2) AプランよりもBプランの方が安くなる電気使用量の範囲を求めます。
まず、AプランとBプランの料金が等しくなる電気使用量を求めます。
使用量が200kWh以下の場合は、Aプランは 、Bプランは となります(ただし、は電気使用量)。
を解くと、 より kWhとなります。
したがって、50kWhまではAプランの方が安いので、求める範囲は200kWhよりも大きい場合です。
使用量が200kWhを超えた場合を考える。
Aプランは です。
Bプランは です。
Aプランの料金がBプランの料金よりも高くなるのは、
の場合です。
これを解くと、 より kWhとなります。
AプランよりもBプランが安くなるのは、電気使用量が200kWhを超え、525kWh未満のときです。
3. 最終的な答え
(1) 230 kWh
(2) 200, 525