問題は、$x = \frac{1 - \tan^2{\theta}}{1 + \tan^2{\theta}}$ が $x = \cos{2\theta}$ と等しいことを示す(または確認する)ことです。

解析学三角関数2倍角の公式恒等式三角関数の変形
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1. 問題の内容

問題は、x=1tan2θ1+tan2θx = \frac{1 - \tan^2{\theta}}{1 + \tan^2{\theta}}x=cos2θx = \cos{2\theta} と等しいことを示す(または確認する)ことです。

2. 解き方の手順

まず、tanθ=sinθcosθ\tan{\theta} = \frac{\sin{\theta}}{\cos{\theta}} であることを利用して、与えられた式を変形します。
x=1tan2θ1+tan2θ=1sin2θcos2θ1+sin2θcos2θx = \frac{1 - \tan^2{\theta}}{1 + \tan^2{\theta}} = \frac{1 - \frac{\sin^2{\theta}}{\cos^2{\theta}}}{1 + \frac{\sin^2{\theta}}{\cos^2{\theta}}}
次に、分子と分母に cos2θ\cos^2{\theta} を掛けます。
x=cos2θsin2θcos2θ+sin2θx = \frac{\cos^2{\theta} - \sin^2{\theta}}{\cos^2{\theta} + \sin^2{\theta}}
三角関数の恒等式 cos2θ+sin2θ=1\cos^2{\theta} + \sin^2{\theta} = 1 を用いると、
x=cos2θsin2θ1=cos2θsin2θx = \frac{\cos^2{\theta} - \sin^2{\theta}}{1} = \cos^2{\theta} - \sin^2{\theta}
三角関数の2倍角の公式 cos2θ=cos2θsin2θ\cos{2\theta} = \cos^2{\theta} - \sin^2{\theta} を用いると、
x=cos2θx = \cos{2\theta}

3. 最終的な答え

x=cos2θx = \cos{2\theta}

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