関数 $f(x) = x^2$ の $x=2$ における微分係数を、定義に従って求める問題です。

解析学微分微分係数極限関数
2025/4/14

1. 問題の内容

関数 f(x)=x2f(x) = x^2x=2x=2 における微分係数を、定義に従って求める問題です。

2. 解き方の手順

微分係数の定義は、
f(a)=limh0f(a+h)f(a)hf'(a) = \lim_{h \to 0} \frac{f(a+h) - f(a)}{h}
です。
この問題では f(x)=x2f(x) = x^2 かつ a=2a = 2 なので、
f(2)=limh0f(2+h)f(2)h=limh0(2+h)222hf'(2) = \lim_{h \to 0} \frac{f(2+h) - f(2)}{h} = \lim_{h \to 0} \frac{(2+h)^2 - 2^2}{h}
を計算します。
まず、(2+h)2(2+h)^2 を展開します。
(2+h)2=4+4h+h2(2+h)^2 = 4 + 4h + h^2
したがって、
limh0(2+h)222h=limh04+4h+h24h=limh04h+h2h\lim_{h \to 0} \frac{(2+h)^2 - 2^2}{h} = \lim_{h \to 0} \frac{4 + 4h + h^2 - 4}{h} = \lim_{h \to 0} \frac{4h + h^2}{h}
となります。
次に、分子の 4h+h24h + h^2hh でくくります。
4h+h2=h(4+h)4h + h^2 = h(4+h)
よって、
limh0h(4+h)h=limh0(4+h)\lim_{h \to 0} \frac{h(4+h)}{h} = \lim_{h \to 0} (4+h)
となります。
最後に、h0h \to 0 の極限を計算します。
limh0(4+h)=4+0=4\lim_{h \to 0} (4+h) = 4 + 0 = 4

3. 最終的な答え

4

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