関数 $f(x) = x^2$ について、$f'(a)$ を定義に従って求め、グラフ上の点 $(-3, 9)$ における接線の傾きを求めよ。

解析学微分導関数極限接線グラフ
2025/4/14

1. 問題の内容

関数 f(x)=x2f(x) = x^2 について、f(a)f'(a) を定義に従って求め、グラフ上の点 (3,9)(-3, 9) における接線の傾きを求めよ。

2. 解き方の手順

まず、f(a)f'(a) を定義に従って求める。導関数の定義は次の通りである。
f(a)=limh0f(a+h)f(a)hf'(a) = \lim_{h \to 0} \frac{f(a+h) - f(a)}{h}
f(x)=x2f(x) = x^2 なので、f(a)=a2f(a) = a^2 および f(a+h)=(a+h)2=a2+2ah+h2f(a+h) = (a+h)^2 = a^2 + 2ah + h^2 となる。これらを定義に代入する。
f(a)=limh0(a2+2ah+h2)a2h=limh02ah+h2hf'(a) = \lim_{h \to 0} \frac{(a^2 + 2ah + h^2) - a^2}{h} = \lim_{h \to 0} \frac{2ah + h^2}{h}
f(a)=limh0(2a+h)f'(a) = \lim_{h \to 0} (2a + h)
h0h \to 0 の極限を取ると、f(a)=2af'(a) = 2a となる。
次に、グラフ上の点 (3,9)(-3, 9) における接線の傾きを求める。これは x=3x = -3 における導関数の値を求めることに相当する。
f(3)=2(3)=6f'(-3) = 2(-3) = -6 となる。

3. 最終的な答え

f(a)=2af'(a) = 2a
接線の傾き: 6-6

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