表が出る確率が6割(0.6)であるコインを4回トスするとき、表がちょうど2回出る確率を求める問題です。

確率論・統計学確率二項分布二項係数確率計算
2025/4/14

1. 問題の内容

表が出る確率が6割(0.6)であるコインを4回トスするとき、表がちょうど2回出る確率を求める問題です。

2. 解き方の手順

これは二項分布の問題です。
4回中2回表が出る確率は、二項係数を用いて計算できます。
まず、表が出る確率を p=0.6p=0.6 とし、裏が出る確率は q=1p=0.4q=1-p=0.4 とします。
4回中2回表が出る組み合わせの数は、二項係数 4C2_4C_2 で表されます。
二項係数の計算:
4C2=4!2!(42)!=4!2!2!=4×32×1=6_4C_2 = \frac{4!}{2!(4-2)!} = \frac{4!}{2!2!} = \frac{4 \times 3}{2 \times 1} = 6
次に、2回表が出て2回裏が出る確率を計算します。
p2q2=(0.6)2(0.4)2=0.36×0.16=0.0576p^2q^2 = (0.6)^2(0.4)^2 = 0.36 \times 0.16 = 0.0576
最後に、組み合わせの数と確率を掛け合わせます。
P(X=2)=4C2×p2q2=6×0.0576=0.3456P(X=2) = _4C_2 \times p^2q^2 = 6 \times 0.0576 = 0.3456
これを分数で表します。
0.3456=345610000=2166250.3456 = \frac{3456}{10000} = \frac{216}{625}

3. 最終的な答え

216625\frac{216}{625}

「確率論・統計学」の関連問題

(1) 散布図から、人口あたりの耕地面積と食料自給率の相関係数$r$の範囲を求める。 (2) 散布図から読み取れる内容として正しいものを選ぶ。 (3) 耕地面積の単位をhaからkm$^2$に変更したと...

相関係数分散共分散単位変換散布図統計量
2025/4/15

この問題は、2012年における47都道府県別の人口あたりの耕地面積(ha/千人)を変量 $x$ 、食料自給率(%)を変量 $y$ として、与えられた散布図から情報を読み取り、統計的な解析を行うものです...

相関散布図分散共分散相関係数統計
2025/4/15

1から4までの数字が書かれた4枚のカードから2枚を同時に引いたとき、それらの数字の和を確率変数 $X$ とします。確率変数 $X$ の期待値 $E(X)$ を求めます。

確率期待値組み合わせ
2025/4/15

サイコロXとサイコロYを同時に振ったとき、出た目の積が3の倍数になる組み合わせが何通りあるかを求める問題です。ただし、(X=1, Y=6) と (X=6, Y=1) のように順番が異なるだけの組み合わ...

確率サイコロ組み合わせ
2025/4/15

大小2つのサイコロを振ったとき、出た目の積が4の倍数になる場合の数を求めよ。

確率サイコロ場合の数余事象
2025/4/15

10枚の封筒があり、そのうち1枚に10000円、2枚に5000円が入っている。残りの7枚は空である。これらの封筒から2枚を選んだとき、合計金額が10000円になる確率を求め、約分した分数で答える。

確率組み合わせ期待値
2025/4/15

ある高校の2年生と3年生が国語、数学、英語の中から1教科を選択する授業の選択結果の表が与えられています。この表から読み取れる正しいものを選択肢の中から選ぶ問題です。

確率統計割合データの分析
2025/4/14

みかん25個の重さの度数分布表が与えられている。 (1) 最頻値を求める。 (2) 110g以上140g未満の階級の相対度数を求める。

度数分布最頻値相対度数統計
2025/4/14

5本のくじの中に当たりくじが3本ある。太郎、花子、次郎の順に1本ずつくじを引くとき、3人とも当たりを引かない確率を求める問題である。ただし、引いたくじは元に戻さない。

確率条件付き確率くじ引き
2025/4/14

硬貨を4回投げる。2回目に表が出たという条件のもとで、4回目にも表が出る確率を求める。

確率条件付き確率事象コイン
2025/4/14