6本のくじの中に当たりが2本入っている。A, Bの順に1本ずつ引くとき(引いたくじは戻さない)、 (1) Aが当たりを引く確率を求めよ。 (2) A, Bのうち少なくとも1人が当たりを引く確率を求めよ。

確率論・統計学確率条件付き確率期待値くじ
2025/3/14

1. 問題の内容

6本のくじの中に当たりが2本入っている。A, Bの順に1本ずつ引くとき(引いたくじは戻さない)、
(1) Aが当たりを引く確率を求めよ。
(2) A, Bのうち少なくとも1人が当たりを引く確率を求めよ。

2. 解き方の手順

(1) Aが当たりを引く確率は、当たりくじの本数をくじ全体の数で割れば良い。
P(A)=26=13P(A) = \frac{2}{6} = \frac{1}{3}
(2) 少なくとも1人が当たりを引く確率は、全員が外れる確率を1から引くことで求められる。
Aが外れる確率は 46=23\frac{4}{6} = \frac{2}{3}
Aが外れたとき、残りのくじは5本で当たりは2本、外れは3本なので、Bが外れる確率は 35\frac{3}{5}
よって、AもBも外れる確率は、
P(AB)=23×35=25P(\overline{A} \cap \overline{B}) = \frac{2}{3} \times \frac{3}{5} = \frac{2}{5}
したがって、少なくとも1人が当たりを引く確率は、
1P(AB)=125=351 - P(\overline{A} \cap \overline{B}) = 1 - \frac{2}{5} = \frac{3}{5}

3. 最終的な答え

(1) Aが当たりを引く確率: 13\frac{1}{3}
(2) A, Bのうち少なくとも1人が当たりを引く確率: 35\frac{3}{5}

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