複素数平面上の4点 A(-2-i), B(a+bi), C(4+2i), D(c+di) が与えられています。ここで、a, b, c, d は実数です。点 C が線分 AB を 3:1 に外分し、三角形 ACD の重心が G(1+2i) であるとき、a, b, c, d の値を求めます。

代数学複素数複素数平面外分点重心方程式
2025/4/15

1. 問題の内容

複素数平面上の4点 A(-2-i), B(a+bi), C(4+2i), D(c+di) が与えられています。ここで、a, b, c, d は実数です。点 C が線分 AB を 3:1 に外分し、三角形 ACD の重心が G(1+2i) であるとき、a, b, c, d の値を求めます。

2. 解き方の手順

まず、点 C が線分 AB を 3:1 に外分するという条件から、C の座標は次のように表せます。
C=A+3B31=A+3B2C = \frac{-A + 3B}{3 - 1} = \frac{-A + 3B}{2}
C の座標は 4+2i なので、
4+2i=(2i)+3(a+bi)2=2+i+3a+3bi24 + 2i = \frac{-(-2-i) + 3(a+bi)}{2} = \frac{2+i + 3a+3bi}{2}
8+4i=2+3a+(1+3b)i8 + 4i = 2 + 3a + (1+3b)i
実部と虚部を比較すると、以下の2つの式が得られます。
8=2+3a8 = 2 + 3a
4=1+3b4 = 1 + 3b
これらの式から、a と b の値を求めます。
3a=6a=23a = 6 \Rightarrow a = 2
3b=3b=13b = 3 \Rightarrow b = 1
次に、三角形 ACD の重心 G の座標が 1+2i であるという条件から、次の式が成り立ちます。
G=A+C+D3G = \frac{A + C + D}{3}
1+2i=(2i)+(4+2i)+(c+di)3=2+c+(1+d)i31 + 2i = \frac{(-2-i) + (4+2i) + (c+di)}{3} = \frac{2 + c + (1+d)i}{3}
3+6i=2+c+(1+d)i3 + 6i = 2 + c + (1+d)i
実部と虚部を比較すると、以下の2つの式が得られます。
3=2+c3 = 2 + c
6=1+d6 = 1 + d
これらの式から、c と d の値を求めます。
c=1c = 1
d=5d = 5

3. 最終的な答え

a = 2, b = 1, c = 1, d = 5

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