(1) 焦点 $F(0, p)$、準線 $y = -p$ の放物線 $C$ 上の点 $Q(x_0, y_0)$ ($x_0 \neq 0$) における接線 $l$ が、点 $Q$ と $F$ を通る直線 $l_1$ と、点 $Q$ を通り放物線 $C$ の主軸に平行な直線 $l_2$ のなす角を2等分することを示す。 (2) 放物線 $y = x^2 - 2\sqrt{2}x + 4$ 上の点 $R(a, b)$ ($a > \sqrt{2}$) における接線と直線 $x = a$ のなす角を $\theta$ ($0 < \theta < \frac{\pi}{2}$) とする。点 $R$ を通り、傾きが $\frac{1 - \tan^2\theta}{2\tan\theta}$ である直線が、$a$ によらない定点を通ることを示し、その定点の座標を求める。
2025/4/15
1. 問題の内容
(1) 焦点 、準線 の放物線 上の点 () における接線 が、点 と を通る直線 と、点 を通り放物線 の主軸に平行な直線 のなす角を2等分することを示す。
(2) 放物線 上の点 () における接線と直線 のなす角を () とする。点 を通り、傾きが である直線が、 によらない定点を通ることを示し、その定点の座標を求める。
2. 解き方の手順
(1)
放物線 の方程式は となる。点 における接線の方程式は、
. ここで
接線 の傾きは である。
直線 の傾きは 。
直線 は であり、傾きは定義されない。
接線 と直線 のなす角を とすると、
。
接線 と直線 のなす角を とすると、接線 の傾きが なので、 . よって 。
したがって、 より、 となり、接線 は直線 と のなす角を2等分する。
(2)
点 における接線の方程式は、
接線と直線 のなす角 は、。
より、。
点 を通り、傾き の直線の方程式は、
傾きを とおく.
.
.
.
によらない定点を求める。
ここで, を代入すると, となる。よって()である。
最終的な答えは x = 0,
この直線は、aによらず定点(0,3)を通る。
3. 最終的な答え
(2) の定点の座標: