家、学校、駅の位置関係と、Aさんが忘れ物を取りに行く際の2つのルート(PルートとQルート)における移動時間に関する問題です。Pルートは家から駅まで歩き、駅から学校、学校から家まで自転車で移動します。Qルートは家から学校、学校から駅まで歩き、駅から家まで自転車で移動します。Aさんの歩く速さと自転車の速さが与えられており、PルートとQルートの所要時間が等しいという条件から、駅から学校までの距離$x$ (km)と家から駅までの距離$y$ (km)の関係式を求め、最後に$x$と$y$の値を求める問題です。

応用数学方程式連立方程式距離速さ時間数式処理
2025/4/15

1. 問題の内容

家、学校、駅の位置関係と、Aさんが忘れ物を取りに行く際の2つのルート(PルートとQルート)における移動時間に関する問題です。Pルートは家から駅まで歩き、駅から学校、学校から家まで自転車で移動します。Qルートは家から学校、学校から駅まで歩き、駅から家まで自転車で移動します。Aさんの歩く速さと自転車の速さが与えられており、PルートとQルートの所要時間が等しいという条件から、駅から学校までの距離xx (km)と家から駅までの距離yy (km)の関係式を求め、最後にxxyyの値を求める問題です。

2. 解き方の手順

(1) Pルートにかかる時間について、xxyyの関係式を整理します。
家から駅までは歩くので、かかる時間はy4\frac{y}{4}時間です。駅から学校までは自転車なので、かかる時間はx12\frac{x}{12}時間です。学校から家までは自転車なので、距離は2x+y2x+yになり、かかる時間は2x+y12\frac{2x+y}{12}時間です。学校での滞在時間が15分なので、1560=14\frac{15}{60}=\frac{1}{4}時間です。
したがって、合計時間はy4+x12+2x+y12+14=1\frac{y}{4}+\frac{x}{12}+\frac{2x+y}{12}+\frac{1}{4}=1時間です。
これを整理すると、3y+x+2x+y12=34\frac{3y+x+2x+y}{12} = \frac{3}{4}、すなわち、3x+4y=93x+4y=9
(2) Qルートにかかる時間について、xxyyの関係式を整理します。
家から学校までは歩くので、かかる時間は2x4=x2\frac{2x}{4}=\frac{x}{2}時間です。学校から駅までは歩くので、かかる時間はx4\frac{x}{4}時間です。駅から家までは自転車なので、かかる時間はy12\frac{y}{12}時間です。学校での滞在時間が5分なので、560=112\frac{5}{60}=\frac{1}{12}時間です。
したがって、合計時間はx2+x4+y12+112=1\frac{x}{2}+\frac{x}{4}+\frac{y}{12}+\frac{1}{12}=1時間です。
これを整理すると、6x+3x+y12=1112\frac{6x+3x+y}{12} = \frac{11}{12}、すなわち、9x+y=119x+y=11
(3) (1)と(2)から、xxyyの値を求めます。
(1)から、3x+4y=93x+4y=9
(2)から、9x+y=119x+y=11 よって、y=119xy=11-9x
これを(1)に代入すると、3x+4(119x)=93x+4(11-9x)=93x+4436x=93x+44-36x=933x=35-33x=-35、よって、x=3533x=\frac{35}{33}
y=119×3533=113×3511=12110511=1611y=11-9\times \frac{35}{33} = 11 - \frac{3 \times 35}{11} = \frac{121-105}{11} = \frac{16}{11}

3. 最終的な答え

(1) 3x+4y=93x+4y = 9 ア:9
(2) 9x+y=119x+y = 11 イ:9 ウエ:11
(3) 駅から学校までの道のりは3533\frac{35}{33}km, 家から駅までの道のりは1611\frac{16}{11}km
オ:35/33
カ:16/11

「応用数学」の関連問題

問題は、x軸上を一定の速さで運動している物体の位置を測定した結果から、それぞれの運動を表す関数 $x(t)$ を求める問題です。 (1) 表に示された時刻 $t$ と座標 $x$ の関係から、関数 $...

物理運動一次関数等速直線運動
2025/4/16

$x$軸上を一定の速さで運動する物体の位置を測定した結果が与えられている。この運動を表す関数$x(t)$を求めよ。

運動関数物理線形運動
2025/4/16

初速度 $10 \ m/s$ で進んでいた自動車が一定の加速度で加速し、3.0秒後に $16 \ m/s$ の速度になった。このときの加速度の大きさを求める。

物理運動加速度等加速度運動
2025/4/16

O点からX軸方向に $P_x = 3\sqrt{3}$ kN、Y軸方向に $P_y = 3$ kNの力が作用するとき、O点にかかる合力Rの大きさと、X軸となす角度$\theta$を求める問題です。

ベクトル力の合成三角関数ピタゴラスの定理
2025/4/16

練習9の図の偶力モーメントを求める問題です。 (1) は、42Nの力が上下に作用しており、その間の距離が150mm + 200mm = 350mmです。 (2) は、30Nの力が角度60度で上下に作用...

力学モーメントベクトル三角関数
2025/4/15

点Oの周りのモーメントを求める問題です。 (1) 力$F = 90 \text{ N}$が点Oから130 mm離れた位置に垂直に作用している場合の、点O周りのモーメントを計算します。 (2) 力$F ...

モーメント力学物理
2025/4/15

図に示す棒が、点Oを中心にどちらの方向に回転するか、また、そのモーメントの大きさを求める問題です。棒には、点Oから550mmの位置に40Nの力、900mmの位置に25Nの力がそれぞれ下向きにかかってい...

モーメント力のモーメント物理回転力学
2025/4/15

有効長さ150mmのスパナで150Nの力を加えて締めつけるねじを、スパナの有効長さを180mmにして同じように締めつけるには、加える力はいくらになるかを求める問題です。

モーメント力学物理
2025/4/15

与えられた方程式は、$mgL \sin{\theta} - amgL \cos{\theta} = \frac{1}{2}mv^2$ です。この式から $v$ について解きます。

物理力学エネルギー保存三角関数数式変形
2025/4/15

$\alpha$ の範囲が $0^\circ \leq \alpha < 360^\circ$ であるとする。$t = \sin \alpha$ とおくとき、以下の問いに答える。 (1) $\sin ...

三角関数三角関数の合成複素数ド・モアブルの定理解の公式
2025/4/15